トランプが選挙中に公約した国内産業育成を図りたいなら、戦後20年間程度日本が実行した通商政策を採用すべきなんだ。気に食わない国に対して関税引き上げするのは間違っている。まー戦争するよりましだがね。

でも、中国の人民民主主義はこのうようなトランプの攻勢には免疫があるのじゃないか。阿片戦争で鍛えられているからね。今や中国は火器も凄いものを持ち、米国とて手を出せない。中国が象だとすれば、米国はライオンではなく小さい豹。仕方なく貿易戦争に打って出たと思わざるを得ない。

米国が生意気な中国を叩きたい気持ちは何となく分かるが、もうそろそろ米国は中国の説諭に従って共存共栄の道をさぐるべきじゃないかな。はっきり言って、戦争屋が米国から追放されれば、中国は間違いなく民主主義に向かう。北朝鮮だって、先制核攻撃を放棄してない米軍が韓国に駐留することを止めること、つまり、「米軍の半島から撤収をすれば、半島の非核を行う」という姿勢だから。

今世界で何よりも先に求められているのは米国から戦争屋が追放されることだ。戦争屋さえいなければ、米中間でもっとまともな相互産業調整の議論がなされる筈なのだが、とても残念なことだ。