体制側佐川証言者と野党各党喚問者の優劣を競う証人喚問となってしまった。 「訴追の恐れ」連発の佐川氏が、政治家の働きは一切なかったという「証言」のみが、浮きあがった証人喚問に終わったといえる。「訴追の恐れ」を連発することは明確であるのに、政治家関与の物的証拠なしに、問いただしても意味がないことが分かっていないような喚問に終始した。はっきり言って、野党の連携はないし、いかにして証人喚問を生かすかより、証人喚問を行い、野党が問いただしただけというジェスチャー実績を残したに過ぎなかった。 問いただすべきは,昭恵夫人と谷秘書官の関係であり、谷秘書官がどのようにかかわっていったかは、今までの報道で明らかにできるはずであり、その内容を精査することが必要であるが、全くその方面の分析が進んでいない。官僚と野党の頭脳の差もあるが、それ以上に、官僚は国会などで修羅場を経験しているのに、ノンポリ野党は攻めるだけが取り柄であり、攻めていればご機嫌では、もうこの問題はずるずる引きずり作戦で対応していくしかないが、国民がついていくかどうか。極めて状況が悪くなったといえる。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
体制側佐川証言者と野党各党喚問者の優劣を競う証人喚問となってしまった。
「訴追の恐れ」連発の佐川氏が、政治家の働きは一切なかったという「証言」のみが、浮きあがった証人喚問に終わったといえる。「訴追の恐れ」を連発することは明確であるのに、政治家関与の物的証拠なしに、問いただしても意味がないことが分かっていないような喚問に終始した。はっきり言って、野党の連携はないし、いかにして証人喚問を生かすかより、証人喚問を行い、野党が問いただしただけというジェスチャー実績を残したに過ぎなかった。
問いただすべきは,昭恵夫人と谷秘書官の関係であり、谷秘書官がどのようにかかわっていったかは、今までの報道で明らかにできるはずであり、その内容を精査することが必要であるが、全くその方面の分析が進んでいない。官僚と野党の頭脳の差もあるが、それ以上に、官僚は国会などで修羅場を経験しているのに、ノンポリ野党は攻めるだけが取り柄であり、攻めていればご機嫌では、もうこの問題はずるずる引きずり作戦で対応していくしかないが、国民がついていくかどうか。極めて状況が悪くなったといえる。