孫崎享のつぶやき

米国鉄鋼関税で米国輸入の大手カナダ17%、ブラジル14%、韓国10%、メキシコ9%、ドイツ4%は対象外。他方日本5%、中国2%、日本狙い撃ちじゃないか。何故メディアは安倍首相がトランプ大統領に疑惑の目で見られてきたことを報じなかったのか

2018/03/25 08:05 投稿

コメント:12

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1: 米国の鉄鋼輸入を国別でみてみたい。

(出典、米国商務省、Steel Import Report 2018年3月

 カナダ     17%

 ブラジル    14%

 韓国      10%

 メキシコ     9%

 ロシア      8%

 トルコ      6%

 日本       5%

 独        4%

 台湾       3%

 中国       2%

2ホワイトハウスは豪州、欧州、韓国、カナダ、メキシコ、アルゼンチン、ブラジルを今回発表の25%関税の対象から外すと述べた。

 カナダ、ブラジル、韓国、メキシコ、ドイツの合計は54%である。

 他方、日中の合計は7%である。

3:つまり現状では、此の鉄鋼関税は主要鉄鋼輸入の阻止にはことんど効果がない。

4:極めて政治的なものと言っていい。

5:こうし

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コメント

ああ、お題は「大手マスコミは「安倍首相。トランプ首相と緊密な個人的絆を構築」と間違った報道をしてきたことをどうとらえているのか。」でしたね。

私は大手メディアではないですが、大手メディアに忖度して答えるなら、

1,緊密な個人的絆を構築しようと努力してきた事実にはまちがいない。
2,緊密な個人的絆を構築すればなにもかもうまくいくと言った覚えはない。
3,読者が2のような受け止めをしたのなら、それは読者が勝手に考えたことだ。

くらいでしょうか。とくに3は、安倍側だけではなく、反安倍側の世論工作にもいえることですね。

No.10 81ヶ月前

りゃん氏の2はまちがい。孫崎さんは、個人的な絆が構築できていなかったと述べているのだ。重箱の隅をつつくような批判にも、時にはっとさせるものもあるが、文章を正しく理解できていてのハナシだ。

No.11 81ヶ月前

>>11

ご批判の趣旨がよくわからないのですが。

でも、私の考えをできるだけわかりやすいように努力して、別の言い方で繰り返しますね。

安倍トランプ関係がどのようなものであっても(仮に親密であっても)、そんなものに米国の通商政策は左右されないでしょうというのが第一です。それに5月になってみて各国の状況を識者の評論などを通して見てから批評めいたことを言っても遅くないとおもいます。

またトランプ自身も、別に安倍トランプ関係なんかに左右されてないということが第二です。昔からの言動をみてもそうだし、3月11日にはこういうツイッターもありました。
https://twitter.com/realdonaldtrump/status/972523294233710593
トランプが左右されるのは、選挙などの国内事情でしょう。 It will all work out!と強気のトランプに、安倍首相も経産官僚も負けないで欲しいですがね。
なお、問題の発言も引用しときます。6分30秒ごろからです。
https://www.youtube.com/watch?v=KEu0RpdqXtg

日本国内の新聞は、「安倍トランプは緊密な個人的絆を構築しているからなにもかもうまくいく」と言ったわけではないでしょうというのが第三です。そういう印象を与えるような操作はしたのかもしれません。でもおよそ新聞なんて「そんなもん」でしょう。「そんなもん」に不満を孫崎さんは言いたいのかもしれませんが、その感覚は私はよく理解できません。

第四に日本の首相がオバマと、可能なら会うのは当然だとおもいます。前に述べたことに付け加えるなら、彼は米国の大統領としてはじめて広島にきて、謝罪はしなかったけど、黙祷はした人です。これだけでも、日本としては、オバマを大事に接遇する理由はあります(トランプを裏切るというのとは全然ちがいます)。安倍首相とオバマが会うことをトランプが問題にするとは私には思えませんが、問題にするなら、堂々と説明すればいいだけだとおもいます。

私の言いたかったのはこんなところでしょうか。

安倍トランプ関係が真実どういうものか、わたしなどにはわかりようがありませんが、少なくとも安倍首相側からは対等なものじゃないでしょう。それは、孫崎さんやここの皆さんのほうが普段よほど問題にしてることですが、私もそんなこと知らないわけじゃないですよ。首相を誰にかえても対等じゃないだろうとは思ってますけど。

孫崎さんの放送をタイムシフトで昨晩みましたが、孫崎さんは、「盗聴」について懸念していましたね。米国が(そして米国だけでなく)日本の要所要所で盗聴しているのは、常識だろうとおもいますが、孫崎説は「安倍首相はトランプに追従しているが、実は陰口をたたいているのをトランプが盗聴で知り、安倍首相への態度をかえた」ということだったとおもいます。そういう可能性も排除はしませんが、もう少し証拠を示さないと、まともにとりあげる話にはならないような気がします。

結局私は安倍トランプ関係が真実どういうものかということは、(通商関係については)それほど決定的意味がないのだと考えていると要約できます(関係が悪いのはこまりますが)。孫崎さんは「安倍トランプ関係は新聞がいうほど良くないじゃないか」といいたいのでしょうが、そこを今回強く問題にする感覚はわたしにはよくわかりません。孫崎さんは結局安倍首相をこきおろしたいだけなんだろうと思う所以です。

昨夜ツイッター眺めてみましたが、わりと著名なサヨクまで含めて、安倍首相を孫崎さんのようにこきおろすツイにあふれてました。そういうひとびとはもう忘れてるかもしれませんが、もともと米国はTPP交渉で日本をギリギリしめあげてたんですよ。トランプがいきなりTPP交渉から離脱したおかげで、つかのま安堵な日々があっただけです。そしていまかつての厳しい日々が別のかたちで復活しようとしてる。米国全体がかかってきてる、そんなものが安倍トランプ関係でどうこうなると思うほうがおかしい。
サヨクさんたちに「安倍首相に協力せよ」とは言いませんが、こんなことまで利用して安倍首相をこきおろしてる姿は、危機感もってる庶民には、見苦しく感じるだけです。「そういうお前に何ができるんだ?」と言いたい。経産官僚を応援するくらい、すればいいのに。

時間がないので、短く書くことができず申し訳ありません。ではでは。

No.12 81ヶ月前
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