1947年(昭和22年)5月3日に憲法が施行され、71年目になっている。 人間と兵器の関係がどのように進化というか、殺戮程度がどのように変わっているかという視点が欠かせないのではないか。非人間による戦争の勝敗は、技術力の差が大きく作用する時代になっていることも見逃せない。また、日本内の防衛という視点だけで日本の安全な、安心が確保できるかという面の見方も必要ではないか。 兵器は人力による作動攻撃から、電子化による目標攻撃になり、ロボット兵力化も想定できる時代になっている。核保有国だけでなく、近代兵器整備の先進国同士の戦争は、想定できなくなっている。一番重要なことは、近代兵器の開発レベルがその国の国力として評価されるから、最新兵器に置き換えていくことは不可避なのでしょう。 このような兵器開発競争の中で、日本は確かに米国との同盟関係において、技術力の相互交換技術開発が進めば世界の流れに遅れることはなく、現行憲法のままでも問題ないといえるが、米国と中国、ロシアの対峙関係のただなかにあって、日本の主体性が全く確保できないのが得策かどうかである。日本が米国依存の度合いを薄め自主自立の道を歩もうとすれば、憲法改正は欠かせない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
1947年(昭和22年)5月3日に憲法が施行され、71年目になっている。
人間と兵器の関係がどのように進化というか、殺戮程度がどのように変わっているかという視点が欠かせないのではないか。非人間による戦争の勝敗は、技術力の差が大きく作用する時代になっていることも見逃せない。また、日本内の防衛という視点だけで日本の安全な、安心が確保できるかという面の見方も必要ではないか。
兵器は人力による作動攻撃から、電子化による目標攻撃になり、ロボット兵力化も想定できる時代になっている。核保有国だけでなく、近代兵器整備の先進国同士の戦争は、想定できなくなっている。一番重要なことは、近代兵器の開発レベルがその国の国力として評価されるから、最新兵器に置き換えていくことは不可避なのでしょう。
このような兵器開発競争の中で、日本は確かに米国との同盟関係において、技術力の相互交換技術開発が進めば世界の流れに遅れることはなく、現行憲法のままでも問題ないといえるが、米国と中国、ロシアの対峙関係のただなかにあって、日本の主体性が全く確保できないのが得策かどうかである。日本が米国依存の度合いを薄め自主自立の道を歩もうとすれば、憲法改正は欠かせない。