りゃん のコメント

孫崎さんの質問は、
「金正男氏が米国情報機関に情報提供する事態に至っていたとするとどう評価するか。」
というものである。

答えは
評価はかわらない
である。「金正恩氏(ママ。金正男氏の間違いであろう。孫崎さん、落ち着け)が米国情報機関に情報提供していた、とあ」っても、この事件の評価は変わらない。

なぜなら、
①事件当時すでに金正男氏と米中との関連はさんざんメディアで伝えられた。殺害後、金正男氏の息子なる人物がネット上にあらわれ、米中のどちらかに保護されているともいわれていた。別にあたらしい情報ではないのだ。
②しかも今回孫崎さんの示したのは、要するに(ア)金正男氏が殺害されるしばらく前に、米国人男性と接触していた(イ)その日に金正男氏のパソコンにUSBメモリーが差し込まれた形跡があった、ということだが、これだけでは①の裏付け証拠にすらならない。わたしですら、米国人に会い、その同じ日にUSBメモリーを使うことはある。

しかし、こんな点よりも、孫崎さんの議論の最大の問題点は、日本人が感じている恐怖感を見逃していることだろう。朝鮮人が朝鮮人を何人殺そうが、こっちに迷惑がかからなければ、背中のかゆみほども気にならない(もちろん良くないことだとは思いますよ、そりゃ)。しかし、その朝鮮人が多数の誘拐された日本人を返さず、あまつさえ核ミサイルを向けただけではなく、言葉で恫喝すらしているのだ。孫崎さんが独自の理論で恐怖を感じてないのだとしても、そんな理論は一般の日本人に支持されていない。台湾に逃げようかという日本人すらいるのだ。

ところで、最近思うのは、米国はきっぱりと朝鮮半島をあきらめ、すべてを中国にゆだねるように中国と取引すべきだということだ。日本からするとそれなりの覚悟はいることだが、あとは中国がうまくやるだろう。

No.7 82ヶ月前

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