日本は次回オリンピック開催国だ。その前に平昌冬季五輪がある。オリンピック開催国として、首相が冬季オリンピックの開会式に出かけ、オリンピック開催国としての連帯を示すのが、国際的儀礼であろう。
更にオリンピック憲章は「オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会を奨励することを目指す」とし、「オリンピック・ムーブメントの一員となるには、オリンピック憲章の遵守およびIOC による承認が必要である」としている。「平和な社会を奨励する」は当然、「政治的対立をオリンピックの動きに持ち込むな」という事である。
しかし、安倍首相は韓国の従軍慰安婦問題への新方針を「合意は国と国との約束で、これを守ることは国際的かつ普遍的な原則だ。韓国側が一方的にさらなる措置を求めることは、全く受け入れることはできない」と明言し、その延長線で、開会式への出席に消極的な姿勢を示してきた。
とこ
ここから先は有料になります
ニコニコポイントで購入する
チャンネルに入会して購読する
- この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
-
オリンピックと政治:橋本首相の場合、クリントン大統領がモニカ・ルインスキー事件での弾劾を避けるため共和党の要求するイラク攻撃を行なおうとする時に、橋本首相は「オリンピック期間中は戦争をすべきでない」発言。オリンピック憲章平和を謳う
-
一覧へ
-
中央政府が駄目な中、民主主義の実施には地方議会が頑張っていくのが最良。沖縄議会①普天間飛行場の5年以内の運用停止,②在沖海兵隊の早期の国外・県外移転等を全会一致で可決、米地位協定「米軍、日本国の法令を尊重し」
コメント
朝鮮人嫌い、中国人嫌いが自民の主流を占めているから、北朝鮮への挑発的感情は核ミサイル保有をきっかけとしてその頂点に上り詰めている。こういう人々に囲まれた安倍氏の平昌行きは無いだろう。安倍氏自身、この五年間の行跡から判断しても、少なくとも東アジアでは米国の子分として今後も強面を前面に押し出していきたい筈だ。東京オリンピックも控え、安倍氏はカケモリ問題以上に窮地に立たされたと私は観測している。
嫌だと言うのにしつこくコメントをつけてくる人もいますが、
嫌な人とは関わるのも嫌だという人もいます。
後者の人でも罵詈雑言には罵詈雑言で返すかもしれませんし、最低限の関わりは仕方ないのですがね。
でもそういう後者の人の気持ちがわからなければ、
「韓国政府からの追加要求には応じないとする日本政府の方針を「支持する」と答えた人は83%に上った。」
という読売新聞世論調査の真の理解はむずかしいことでしょう。
その83%のなかの多くは、安倍氏の平昌オリンピックへの参加は、反対、あるいは賛成にしてもあまり積極的賛成ではなさそうな気がします。
あと、安倍氏自身は、むしろ親韓派だと思いますよ。奥さんが親韓派なのは間違いないところです。
それに加えて二階氏と山口氏に、憲法改正に協力しないぞといわれれば、まあ出席しそうですね。
その予測があたらないことを、わたしとしては祈りますが。
(ID:18367902)
公然と自公両幹事長が呼吸を合わせ、開会式出席を要請する。権力闘争において、年代差の問題より、安倍首相の力が落ちている現実的事実の影響が強いのではないか。韓国との交流関係は、経済界等各分野で幅広く広がっており、一面的政治的思想信条の違いだけでは対立することが難しくなっているのが現実的事実なのでしょう。北朝鮮との融和政策異議を唱えることは難しく、安倍首相の判断が政局になっていくことも考えられる。