ところでわたしは以前、「歴史認識」とは何か - 対立の構図を超えて 中公新書 を読んだことがあります。 大沼保昭に江川紹子がインタビューしている本です。大沼保昭は、わたしは講義を聞いたことがありますが、そうでなくても彼を知らない人は、慰安婦問題に関心ある人には、いないでしょう。 で、いろんなことが書いてありましたが、今でも強く印象に残っているのは、厳しい人生を生きてきたもと慰安婦に、ほんとうにきめ細かく接して、韓国政府が本来やるべき老人問題の領域にまで達するお世話をしてきた人々が日本にいるということですね。 わたしは、もと慰安婦たちのなかには、かなり嘘つきもいれば、米軍相手の売春がメインだったような人たちもいると思ってますが、そことは別に、日本軍あいてに売春し、その後も厳しい人生を生きてきたとされる人たちに、日本は実践レベルできちんと接してきたのは間違いないとおもっています。そういうことをした国は世界中に日本しかないし、日本のいいところだとおもいます。 韓国国内でも、日本国内でも、慰安婦問題は完全に政治の道具になり、ここにもそういう視点以外あまりないような人たちが見受けられますし、もと慰安婦たちの中にもそういう人たちがいますが、たとえば今回の日本の拠出金にしたって、大半の慰安婦は受け取っているのですね。
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孫崎享チャンネル
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ところでわたしは以前、「歴史認識」とは何か - 対立の構図を超えて 中公新書 を読んだことがあります。
大沼保昭に江川紹子がインタビューしている本です。大沼保昭は、わたしは講義を聞いたことがありますが、そうでなくても彼を知らない人は、慰安婦問題に関心ある人には、いないでしょう。
で、いろんなことが書いてありましたが、今でも強く印象に残っているのは、厳しい人生を生きてきたもと慰安婦に、ほんとうにきめ細かく接して、韓国政府が本来やるべき老人問題の領域にまで達するお世話をしてきた人々が日本にいるということですね。
わたしは、もと慰安婦たちのなかには、かなり嘘つきもいれば、米軍相手の売春がメインだったような人たちもいると思ってますが、そことは別に、日本軍あいてに売春し、その後も厳しい人生を生きてきたとされる人たちに、日本は実践レベルできちんと接してきたのは間違いないとおもっています。そういうことをした国は世界中に日本しかないし、日本のいいところだとおもいます。
韓国国内でも、日本国内でも、慰安婦問題は完全に政治の道具になり、ここにもそういう視点以外あまりないような人たちが見受けられますし、もと慰安婦たちの中にもそういう人たちがいますが、たとえば今回の日本の拠出金にしたって、大半の慰安婦は受け取っているのですね。