私の答えは次の通りです。 問い1. 支配層にとっては自律的な社会勢力の成長は危険なものです。常にチェックし反抗の芽を摘み取ることが肝心。支配層の政治課題は、民主的でない限り、言うことを聞かない連中を弾圧することではないでしょうか。民主的でない権力とは権力者の強欲に基づく政治を行う権力のことです。 中央集権体制は、日本に於いては産業と言えば水田耕作だけだと言えますから、しかも、島国で、民族はヤマトンチューだけとなれば、古代から続く必然的な権力構造ではないでしょうか。戦後だって、蜷川知事が憲法をバックに地方自治を戦ったが、刺客が投入され失脚に追い込まれ、今や地方自治は根本から崩壊しています。 問い2 西欧の近代化はキリスト教との関連性を無視できない。西欧では個々の人間と神との契約が個々の人間存在の基盤にあるから、個が確立して行くのは必然です。そして、個の主体性が重要視される実存主義を生みだした。一方、日本には神との個々の契約概念は無い。そこに在るのは村単位の集団思考です。そのような社会構造はサルトルの哲学を批判して登場した構造主義哲学を支えていると言えましょう。日本は全体主義やファシズムに容易に転化する傾向を持って居ると言えましょう。 問い3 尽忠報国、滅私奉公だと思います。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
私の答えは次の通りです。
問い1.
支配層にとっては自律的な社会勢力の成長は危険なものです。常にチェックし反抗の芽を摘み取ることが肝心。支配層の政治課題は、民主的でない限り、言うことを聞かない連中を弾圧することではないでしょうか。民主的でない権力とは権力者の強欲に基づく政治を行う権力のことです。
中央集権体制は、日本に於いては産業と言えば水田耕作だけだと言えますから、しかも、島国で、民族はヤマトンチューだけとなれば、古代から続く必然的な権力構造ではないでしょうか。戦後だって、蜷川知事が憲法をバックに地方自治を戦ったが、刺客が投入され失脚に追い込まれ、今や地方自治は根本から崩壊しています。
問い2
西欧の近代化はキリスト教との関連性を無視できない。西欧では個々の人間と神との契約が個々の人間存在の基盤にあるから、個が確立して行くのは必然です。そして、個の主体性が重要視される実存主義を生みだした。一方、日本には神との個々の契約概念は無い。そこに在るのは村単位の集団思考です。そのような社会構造はサルトルの哲学を批判して登場した構造主義哲学を支えていると言えましょう。日本は全体主義やファシズムに容易に転化する傾向を持って居ると言えましょう。
問い3
尽忠報国、滅私奉公だと思います。