フレデイ タン のコメント

自慢話になるので恐縮ですが、50年以上位前に私は英検の試験を受けた。筆記試験合格後確か口頭試問で合格すれば資格者となるということだったように記憶しています。質問は次のようなことだった、
「新聞等のメデイアは権力に対して中立的ジャーナリズムの立場を維持できるか?」
私は商取引関係を想像して「維持できない」と答えた。理由としてご提供の高田昌幸氏が書いているようなことを話したのを記憶しています。そのような口頭試問の後、「言い過ぎたかな」と内心不安になった。翌日、幸い、合格を知った。私はその時「自分がリベラルだ」と気づきました。

米国権力の腐敗のありようを素人研究し始めて5、6年経ちますが、種々面白いことを発見します。その一つ、ロバート・レッドフォードとダステイン・ホフマン主演した「ウオーターゲイト」(正式の名を忘れた)というタイトルの映画です。
駆け出しの二人の記者がニクソン大統領の盗聴の疑いを追求します。リベラルの二人の記者は事件の大きさにエキサイトします。インサイダーからの助けも得て記事にしてニクソンは失脚し、ワシントン・ポストは一躍大いなる脚光を浴びたのです。でも、そこには暗黒の裏があたのです。映画では描かれていませんが、「ベトナム戦争後、平和主義に転向し始めたニクソンを失脚させるための米支配層の陰謀があったのです。「やった!」と喜んだのもつかの間、駆け出しの二人はポチだったことに気が付くのでした。その一人だったバーンスタインは反省し、フリーになり米国ジャーナリズムの実態を調べ始めたのです。その結果、何と!記者の大半がCIAの所属であることを突き詰めたのでした。これって、やはり、自由と民主主義を看板にする米国には大きな恥部ではないでしょうか。米国がそうだから、米国のポチの国日本の日本のメデイアもポチだと断定しても的外れではないでしょう。ということは中国も北朝鮮も日本も米国も「本質の部分」報道の自由は無いということでしょうか。特に戦争となると攻撃国は嘘をメデイアを通じて乱発するということ(戦略・戦術の一環)になります。今の米国のラッソフォービア現象を見ているとなるほどと思わざるを得ません。

No.6 84ヶ月前

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