イシグロのベストスリーは、「日の名残り」、「私たちが孤児だった頃」、「私を離さないで」、と思うが、初期の日本が舞台の2作品もよいです。
彼の作品は、それぞれが全く異なる世界を描いていて(英国の貴族社会、魔界上海、今のところはありえない若きドナーたちのはかない身辺-----)、その才能に驚かされるが、大部分の作品の共通点は、「うす暗い記憶をたぐり寄せてみる」、といった感じのものでしょうか。
ベストは「わたしを離さないで Never let me go」、と私も思います。ただし、この作品だけは、上記の記憶云々が主題ではない気がします。その点、私は疑問をもっていましたが、孫崎さんのコメントでほぼ納得がいきました。
「究極の弱者」、「弱者の視点」、私は田舎の開業医で外国に住んだことはありませんが、孫崎さんの政治的スタンス、イコールこの世についての考え方になると思いますが、それに共感するとともに、今回のようなコメントにみられる知性と感性にいつも敬意をもっています。
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イシグロのベストスリーは、「日の名残り」、「私たちが孤児だった頃」、「私を離さないで」、と思うが、初期の日本が舞台の2作品もよいです。
彼の作品は、それぞれが全く異なる世界を描いていて(英国の貴族社会、魔界上海、今のところはありえない若きドナーたちのはかない身辺-----)、その才能に驚かされるが、大部分の作品の共通点は、「うす暗い記憶をたぐり寄せてみる」、といった感じのものでしょうか。
ベストは「わたしを離さないで Never let me go」、と私も思います。ただし、この作品だけは、上記の記憶云々が主題ではない気がします。その点、私は疑問をもっていましたが、孫崎さんのコメントでほぼ納得がいきました。
「究極の弱者」、「弱者の視点」、私は田舎の開業医で外国に住んだことはありませんが、孫崎さんの政治的スタンス、イコールこの世についての考え方になると思いますが、それに共感するとともに、今回のようなコメントにみられる知性と感性にいつも敬意をもっています。