進学率などの比較を見ても、 オーストラリア96%、アメリカ74%、韓国71%、日本51%、ドイツ42%、平均62%であり、高いとは言えない。 問題は、高等教育の位置づけであり、頭脳の働きが活発な時期に高等教育を受けるか、フルタイムの教育か、あるいはパートタイム通信教育か、先端分野の教育であるか、職業直結教育か、語学などの留学生を含むか。教育の量と質の問題も含んでいる。ドイツも同じだと思うが、日本は、18~19歳から受ける高等教育の比重が高い。ほかの国は、生涯教育支出であり、一生が勉強であり、認められるシステムになっている。オーストラリアの場合、語学などの留学生が30%をしめ、 専門職業教育などが29%を占めている。 教育費の多い少ないは、研究に対する投資が多い少ないで議論しないと、お話のように、個別大学の位置づけが下落するだけでなく、今までは、30~40年前の成果によってノーベル賞受賞が多くなっているのであり、研究に対する投資が少なくなれば、世界的な成果が期待できない。この数年で、ノーベル賞受賞者が激減どころか、全く期待できなくなってしまうのでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
進学率などの比較を見ても、
オーストラリア96%、アメリカ74%、韓国71%、日本51%、ドイツ42%、平均62%であり、高いとは言えない。
問題は、高等教育の位置づけであり、頭脳の働きが活発な時期に高等教育を受けるか、フルタイムの教育か、あるいはパートタイム通信教育か、先端分野の教育であるか、職業直結教育か、語学などの留学生を含むか。教育の量と質の問題も含んでいる。ドイツも同じだと思うが、日本は、18~19歳から受ける高等教育の比重が高い。ほかの国は、生涯教育支出であり、一生が勉強であり、認められるシステムになっている。オーストラリアの場合、語学などの留学生が30%をしめ、
専門職業教育などが29%を占めている。
教育費の多い少ないは、研究に対する投資が多い少ないで議論しないと、お話のように、個別大学の位置づけが下落するだけでなく、今までは、30~40年前の成果によってノーベル賞受賞が多くなっているのであり、研究に対する投資が少なくなれば、世界的な成果が期待できない。この数年で、ノーベル賞受賞者が激減どころか、全く期待できなくなってしまうのでしょう。