相手との交渉事は、対話、圧力、軍事力であり、すべて相手の行動によって変わってくる。 米国の切っているカードは、金政権を認めるが、核保持は認めないということである。この原則は、中国も、ロシアも同じであり、国際社会の共通認識ではないか。 金政権は、米国の問いかけに答えず、さすがに、グアムにミサイルを飛ばすことは断念したが、国際社会が認めない核実験を、前回より10倍ぐらい大きい規模で実施したのである。 大国の論理は、一部地域の問題でなく、世界全体の問題であり、軍事的行動に出る可能性が高くなってきた。北朝鮮の対応が重要であり、ミサイルに搭載する核弾頭の見通しがついたようであり、経済面で、米国との交渉につかざるを得なくなってきたとみなすべきでしょう。韓国、日本など近隣諸国が莫大な被害を受けるが、金政権が破壊されたのでは、何ら意味がない。こちらの困ることは、北朝鮮も困るのである。こちらが困るから、相手の言い分(核保有)を認めることは絶対にできないのです。認める場合は、米国、中国、ロシアの共同管理が絶対に欠かせない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
相手との交渉事は、対話、圧力、軍事力であり、すべて相手の行動によって変わってくる。
米国の切っているカードは、金政権を認めるが、核保持は認めないということである。この原則は、中国も、ロシアも同じであり、国際社会の共通認識ではないか。
金政権は、米国の問いかけに答えず、さすがに、グアムにミサイルを飛ばすことは断念したが、国際社会が認めない核実験を、前回より10倍ぐらい大きい規模で実施したのである。
大国の論理は、一部地域の問題でなく、世界全体の問題であり、軍事的行動に出る可能性が高くなってきた。北朝鮮の対応が重要であり、ミサイルに搭載する核弾頭の見通しがついたようであり、経済面で、米国との交渉につかざるを得なくなってきたとみなすべきでしょう。韓国、日本など近隣諸国が莫大な被害を受けるが、金政権が破壊されたのでは、何ら意味がない。こちらの困ることは、北朝鮮も困るのである。こちらが困るから、相手の言い分(核保有)を認めることは絶対にできないのです。認める場合は、米国、中国、ロシアの共同管理が絶対に欠かせない。