p_f のコメント

昨夜の生放送でもご説明がありましたが、「日米地位協定」問題の核心-寺崎太郎・元外務次官の言葉(「戦後史の正体」より)-
「日本が置かれているサンフランシスコ体制は、時間的には

平和条約[講和条約]━ 安保条約 ━ 行政協定(地位協定)

の順でできた。だが、それがもつ真の意義は、まさにその逆で、行政協定のための安保条約、安保条約のための平和条約でしかなかったことは、今日までに明らかになっている」

「つまり本能寺[本当の目的]は最後の行政協定にこそあったのだ」

現場レベルの実際の運用に関わる取り決め=行政協定には国会での審議/批准が不要だから、都合の悪い取決めは全部この行政協定の方に入れてしまった-との旨、解説が続きます。

しかし、米側の目論見だとしても、何故(日本側が)より注意を向けるべき順序が初めから逆転して放ったらかしになるのか。
米欧人と日本人の思考回路の違いもあるのでないか。英語なら最初に結論(地位協定)を発して、後に理由/背景説明(安保条約、平和条約)が続く。「私はトイレに行きたい、~だから。云々」。米側にとって地位協定が第一の目的であるのはごく当たり前と思う。

No.4 81ヶ月前

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