Mythe et poeme のコメント

2013年自民は安倍氏をかつぐという安易な人気取りで政権を奪取した。しかし、これは野田・民主の不人気という敵失に乗っかっただけの勝利であり、中身のない浮揚にすぎなかった。
派手好きな安倍氏をかつぐことで自民の年寄り連中は「新しさ」や「若さ」をうちだせたつもりだったのではないか。
安倍氏が愚民にとって新鮮に見えたのは、今までがあまりにも醜すぎたからであり、安倍氏が本質的に改革的な政治家だったからではない。
しかし、安倍氏の政治によって、むしろ、昔の自民党の腐敗した政治が復活しただけなのを見て、自民そのものが失望感を更新しているのが現状だ。

今日の孫崎さんのTWがあべともこ氏の「沖縄、原発、憲法、野党共闘いずれも曖昧かつ与党との対抗軸を出せなければ、国民の受け皿にはなれない。」という言葉を引用されているように、今は「対抗軸」を打ち出す「好機」が到来している。

戦さは、機を捉えて初めて勝てる。安倍氏が稲田氏を6月23日あたりで更迭せず都議選を失ったのが戦さ下手を露呈したのは近時の教訓だ。
今は、桶狭間的状況だ。言い換えれば、時代状況全体が乱気流化し、機をつかんだ武将が小大名から大大名へと一気にかけあがることのできる状況になっている。
フランスのマクロンがそれをやった(私はマクロン政権を否定するが)。小池氏もそれをやってのけた。
2009年の小沢氏もそれをやっていた。
しかし、断言できるのは、2013年に安倍氏をたてるというような安易な手段を弄した自民にはその器量はないということだ。
今後は乱気流の時代の中から、新しい価値観が育つだろう。「うつけ」が世を変えるかもしれない。

No.5 89ヶ月前

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