本来どうあるべきか。我々は突き詰めることをしないで、皆が納得できるところで解決しようとする。巨大な赤字なども典型的な例である。みんなが犠牲を払わず、納得できるところは、赤字を続けることであり、国家が赤字を続けていてもだれも問題視することはない。赤字が続くのです。日銀が国債を買い続けるのです。少し金利が上がりそうになると、国債の購入額を増やして、金利上昇を止める。最近も、数日前に起きたことです。「核」と違った「モラルハザード経済」の脅威を意識せざるを得ない。「核」は国際的な問題であるが、「モラルハザード経済」は無能な総裁でかたずけられる問題ではないし、我々が止められることであるが、だれも声をあげない。恐ろしいことです。 日米同盟も同じである。米国の掌の上にあって、米国が何でも面倒を目てくれると信じて疑わないから、日米同盟に胡坐をかき、核の脅威が迫っているが、右左関係なく、米国を信じて疑わない。米国が面倒を看てくれるから、また、米国が戦争してくれるから、憲法改正などする必要がないと、達観している。 経済の赤字も他人任せ、軍事も他人任せ、当事者意識のかけらも見られない。徹底して他人任せ、ここまで達観していればいうことなしか。個人としての大問題は大騒ぎするが、全体の大問題は、見て見ぬふり、個人が意識することがないともいえる。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
本来どうあるべきか。我々は突き詰めることをしないで、皆が納得できるところで解決しようとする。巨大な赤字なども典型的な例である。みんなが犠牲を払わず、納得できるところは、赤字を続けることであり、国家が赤字を続けていてもだれも問題視することはない。赤字が続くのです。日銀が国債を買い続けるのです。少し金利が上がりそうになると、国債の購入額を増やして、金利上昇を止める。最近も、数日前に起きたことです。「核」と違った「モラルハザード経済」の脅威を意識せざるを得ない。「核」は国際的な問題であるが、「モラルハザード経済」は無能な総裁でかたずけられる問題ではないし、我々が止められることであるが、だれも声をあげない。恐ろしいことです。
日米同盟も同じである。米国の掌の上にあって、米国が何でも面倒を目てくれると信じて疑わないから、日米同盟に胡坐をかき、核の脅威が迫っているが、右左関係なく、米国を信じて疑わない。米国が面倒を看てくれるから、また、米国が戦争してくれるから、憲法改正などする必要がないと、達観している。
経済の赤字も他人任せ、軍事も他人任せ、当事者意識のかけらも見られない。徹底して他人任せ、ここまで達観していればいうことなしか。個人としての大問題は大騒ぎするが、全体の大問題は、見て見ぬふり、個人が意識することがないともいえる。