younghope のコメント

戦前10年と戦後70年余の、世界的地位を経済的に比較してみると面白い。戦前10年ぐらい、米国のダントツの第一位は揺るがないが、日本は4位である。戦後は長い間、世界二位を地位を保持してきた。米国のお陰だけではない。基本的に優秀な民族なのです。

原動力は何かといえば、集団的な組織力である。一つの方向を定めると、集団の隅々まで方向性が一致し、同じ人数なら欧米より何割か大きい成果を出すことができるのです。年功序列制の人事、報酬制によるところが大きい。米国にたたかれ、米国に迎合するたちによって、職務給などに変更し、集団的な力が劣化し、失われた何十年が過ぎていったのです。
現在は、金利がマイナス金利であり、巨大企業にとっても、新規企業の進出においても、金融的な負担が極めて軽く、一般庶民には実感がないが、企業レベルで見れば、躍進できる環境にある。国民感覚とかい離しているが、安倍政権のマイナス評価にはつながらないといえる。しかし、財政赤字の問題はある。

政治的には、米国との同盟関係は天皇制と深くつながっており、日本における個人の人格は、天皇だけであり、三権分立といっても、政治家、官僚などは米国の臣であり、個人などは使い捨てであり、個人としての人格などないに等しい。戦前は、トルーマンがいっているとおり、米国がなく、天皇の国家であったといってよいのではないか。

日本人は、経済活動は、生き生きと活動しており、政治などは、専門家に任せておけ、どんな政治体制になろうが、商売の道は変わらないと、喝破しているとみるべきであり、日本人の変わらぬしたたかな強さを認める必要性がある。ミサイルなど堕ちる時は落ちる。そんなことにあくせくしても始まらない。やれることはやるんだという、開き直りとみることもできるのです。開き直りほど強いものはないのです。

No.5 90ヶ月前

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