今日の読売新聞は完全に安倍内閣の広報紙だ。加計学園の獣医学部新設に関し、「総理のご意向」「官邸の最高レベル」があったとする書類は本物だとする前川前文科省次官を牽制するため、「出会い系バーに出入り」と報じ、人物破壊を試みるという一定の品格を要請される一般紙であってはならない報道までした。

 もっとも、読売新聞を率いる渡辺恒雄氏は、我々が隷属しているのではない、自分が安倍首相を動かしているのだというであろうが。

 いずれにせよ、読売が安倍政権の代弁であることは間違いない。

 26日「憲法9条改正案 まず自民が具体論を主導せよ」と題する社説を掲げた。

・9条への自衛隊の存在の明記、高等教育無償化、大規模災害時などの緊急事態条項創設の3点が柱で、焦点は9条の改正である。

・首相は、公明党の「加憲」の考え方を踏襲し、9条1、2項の維持を主張する。これに対し、石破茂・元幹事長