次は私の独断的分析なんです。自分で言うのは憚れますが、大いに当たっているのではないでしょうか。 野田政権から安倍政権に代わったとき、日本で安全保障(この用語の真の意味は戦争準備)を進めたい内外の勢力は安倍氏のカリスマに多大な期待をかけた。そしてその通りの成果をマスコミの大動員もあって収めつつあった。ところが、利権確保を第一義的に考える連中が利得確保を急ぐあまりに、カリスマの安倍氏の顔に泥を塗ってしまった。籠池、加計はその氷山の一角。安倍氏のカリスマは地に落ちてしまった。 安全保障政策は文字通り国民の命を賭ける課題だから、このように凋落した政治倫理の下では進めるのは難しい。自らを粛清しなくてはならない段階にあるのだが、国会議員の殆どと役人の主流が堕落してしまっているからには、粛清もままならない。安倍氏のレイムダックは既に始まっている。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
次は私の独断的分析なんです。自分で言うのは憚れますが、大いに当たっているのではないでしょうか。
野田政権から安倍政権に代わったとき、日本で安全保障(この用語の真の意味は戦争準備)を進めたい内外の勢力は安倍氏のカリスマに多大な期待をかけた。そしてその通りの成果をマスコミの大動員もあって収めつつあった。ところが、利権確保を第一義的に考える連中が利得確保を急ぐあまりに、カリスマの安倍氏の顔に泥を塗ってしまった。籠池、加計はその氷山の一角。安倍氏のカリスマは地に落ちてしまった。
安全保障政策は文字通り国民の命を賭ける課題だから、このように凋落した政治倫理の下では進めるのは難しい。自らを粛清しなくてはならない段階にあるのだが、国会議員の殆どと役人の主流が堕落してしまっているからには、粛清もままならない。安倍氏のレイムダックは既に始まっている。