最近の通説では稲作は半島からではなく江南から伝わったとされています。

孫崎さんは「慰安婦問題では日本は再交渉すべきだ」ということをいってるだけで、その交渉の望ましい結論までは言ってないし、別のところでは、「（ムン大統領は）慰安婦像（の大使館前設置）とか竹島上陸などのプレイアップはすべきでない」といっていますね。つまりそういう圧力を日本にかけるのは韓国にとって得策でないと言ってるわけです。

どちらかといえば穏当な議論だとおもいますが、この程度でもここの皆さんに強い援軍のようにみえるみたいですから、いかに日韓合意が韓国を黙らせるのに有効だったかをウラから証明してますね。じっさい朴槿恵は合意のあとずっと黙ってましたしね。

一般論でいえば決めごとなどなんどでも蒸し返されるのが人の世ですし、暴力沙汰よりも対話がいいのは当然ですが、その一方で蒸し返し自体も望ましくないという社会的合意もあります。そのために民事訴訟法等は詳細な規定をおいていますし、ヤクザが紛争に介入する意味のいくらかはそこにあります。

慰安婦合意は日米韓関係のなかでおこなわれたことですから、韓国が現在の日米韓関係を破棄する覚悟のもとで慰安婦合意破棄をおこなうことになるのでしょう。

時期的には韓国内で「親日派清算（対話でなく！）」をおこなって政権基盤をかため、北朝鮮や中国との関係を現在より強化してからのことになるでしょうね。

ただ今度は、竹島に（北の核兵器にも使えるような）ミサイル基地をつくり、「20万人の処女を日本軍兵士が強制連行して最後は焼殺した」というフレームアップの世界への喧伝などとともにおこなわれることになるのでしょう。
それは孫崎さんの望むところではないとおもうのですが（「プレイアップすべきでない」）、帰結はそんなところだろうとおもいます。