日米同盟日米基地協定をどうするかの議論が全く欠けている。この問題に正面から取り組むことなく憲法問題に取り組むと、二面背反的な思考が形成されてしまう。安倍政権が偏りすぎているだけのことである。首がすり替わっていくだけの問題である。 すなわち、日米同盟は致し方ないが、憲法を改正することはまかりならぬというわけのわからない論理が支配することになる。一般国民に理解できるであろうか。米国と一緒に敵国に対峙するといいながら、日本としては対峙しないといっているようなものである。二枚舌である。私などいくら理解しようとしても理解できない。論理的につじつまが合わないのです。理屈を得意とする唯物理論派が理屈の上で破たんしているのです。北朝鮮、中国の脅威が、マスコミを通じて体制宣伝されている時、二股理論など通用しないでしょう。通用すれば、国民は憲法改正反対に動くが、二股理論が理解されなければ、中国、北朝鮮の脅威ばかりが国民に植え付けられていく。いつの時代も、マスコミ、官僚、大企業など社会を動かす勢力、権力は体制の味方です。権力の上に敵国脅威が加われば、国民の動く方向がおのずからわかるはずであるが、見つめようとしない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
日米同盟日米基地協定をどうするかの議論が全く欠けている。この問題に正面から取り組むことなく憲法問題に取り組むと、二面背反的な思考が形成されてしまう。安倍政権が偏りすぎているだけのことである。首がすり替わっていくだけの問題である。
すなわち、日米同盟は致し方ないが、憲法を改正することはまかりならぬというわけのわからない論理が支配することになる。一般国民に理解できるであろうか。米国と一緒に敵国に対峙するといいながら、日本としては対峙しないといっているようなものである。二枚舌である。私などいくら理解しようとしても理解できない。論理的につじつまが合わないのです。理屈を得意とする唯物理論派が理屈の上で破たんしているのです。北朝鮮、中国の脅威が、マスコミを通じて体制宣伝されている時、二股理論など通用しないでしょう。通用すれば、国民は憲法改正反対に動くが、二股理論が理解されなければ、中国、北朝鮮の脅威ばかりが国民に植え付けられていく。いつの時代も、マスコミ、官僚、大企業など社会を動かす勢力、権力は体制の味方です。権力の上に敵国脅威が加われば、国民の動く方向がおのずからわかるはずであるが、見つめようとしない。