戦略的思考の欠如②「菊と刀」
ルース・ベネディクトは1887年生まれ。「菊と刀」は1946年に出版。本書は戦争情報局の日本班チーフだったベネディクトがまとめた「日本人の行動パターン」を基に執筆された。邦訳『菊と刀』(社会思想社、1967年)より引用。
・日本人は他のいかなる主権国にもまして、行動が末の末まで、あたかも地図のように精密に規定されており、めいめいの社会的地位が定まっている世界の中で生活するように条件づけられてきた。
法と秩序とがそのような世界の中で武力によって維持された(徳川幕府の)二百年の間に、日本人はこの綿密に企画された階級制度をただちに安全ならびに保証と同一視することを学んだ。彼らは既知の領域に留まっている限り、既知の義務を履行している限り、彼らの世界を信頼することができた。匪賊は制圧されていた。大名間の内戦も防止されていた。
人民はもし他人が自分の権利を侵したことが
コメント
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>>15
私だけであれば問題ないのですが、基礎票が互角でも、浮動票の取り込みで、選択が決まる時、今の野党連合では弱いのではないかといっているだけです。強ければ、あなたの言っていることが正しい。弱ければ私の言っていることが正しかったことになります。戦略が間違っていたといえるのでしょう。
(ID:19005377)
>>16
あなたのああいえばこういうやりかたは別に驚きませんがね、我々の目的は集団的自衛権の行使をさせないことです。これをしっかり胸に抱ける政治家集団は野党連合しかありません。浮動票取り込みにはその主張を取り下げろとでも言うのですか。「強ければあなた、弱ければ私」みたいなことではありません。
(ID:19005377)
>>20
孫崎先生ご提供の「菊と刀」の一節の文意から被支配階級と支配階級という用語を使ってみました。「菊と力」の全文をいい機会だから読んでみます。