>>9 現在の体制が政治学用語としての全体主義だとはおもわないのですが、それは別論として、高級官僚に対するグリップが安倍政権ではそれ以前に比べれば強くなっていることは、たぶん広く認められている現象だとおもいます。 その原因を「内閣人事局」の制度に求めることも、たぶん広く認められていることでしょう。 これによって高級官僚は実質的に政治任用になり、官僚でも政権党ですらもなく、官邸の意向が官僚の行動にダイレクトに反映することになります。これは、官僚に政策実現を阻まれがちだった民主党の夢の、ある意味実現でもあり、効用も副作用もあることなのでしょう。 この新しい現実に対して、官邸や高級官僚がどういう新しい規範に従うべきなのか。この問題を籠池問題が提出しているのだとおもいます。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
>>9
現在の体制が政治学用語としての全体主義だとはおもわないのですが、それは別論として、高級官僚に対するグリップが安倍政権ではそれ以前に比べれば強くなっていることは、たぶん広く認められている現象だとおもいます。
その原因を「内閣人事局」の制度に求めることも、たぶん広く認められていることでしょう。
これによって高級官僚は実質的に政治任用になり、官僚でも政権党ですらもなく、官邸の意向が官僚の行動にダイレクトに反映することになります。これは、官僚に政策実現を阻まれがちだった民主党の夢の、ある意味実現でもあり、効用も副作用もあることなのでしょう。
この新しい現実に対して、官邸や高級官僚がどういう新しい規範に従うべきなのか。この問題を籠池問題が提出しているのだとおもいます。