世界の状況を、コンパクトに理解するのに大変重要なことを列記されている。この状況を十分理解したうえで、自分の考え方をまとめてみた。 米国とロシアの緊張緩和は、中東、アフリカにおいて、顕著に表れてくるのではないか。ロシアとイスラエルの関係は、正常であり、米国の態度変更があれば、中東、アフリカの状況が一変するのではないか。地域国内の紛争は、分配論争であり、避けられないが、国対国の戦争などは、回避されていく外交交渉が機能していくように見たい。 孫崎さんがご指摘のように、問題は、アジアなのでしょう。新興国でも、インドは人口が中国を越していくと同時に、現実主義の中国より理性的な国であり、国民全体の民度が上がってくると、巨大な人口を抱えた国同士の争いは、さまざまな面で現れてくるのでしょう。現在までの製造拠点の推移は、米国を巨大市場として、欧州から日本、日本から中国に移っており、中国からインドに主導権が移っていくのではないか。米中の関係は、米ロの関係より良好であったが、今度は逆転するわけであり、中国の対応がいずれにしろ、注目される。強気一本でいくのか、協調型でいくか、多分協調型を取らざるを得ないのではないか。強気一本の場合は、最悪のイデオロギー対立に向かう可能性も否定できないのではないか。ロシアが政経分離の考え方を徹底すると、中国は孤立化しかねない。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
世界の状況を、コンパクトに理解するのに大変重要なことを列記されている。この状況を十分理解したうえで、自分の考え方をまとめてみた。
米国とロシアの緊張緩和は、中東、アフリカにおいて、顕著に表れてくるのではないか。ロシアとイスラエルの関係は、正常であり、米国の態度変更があれば、中東、アフリカの状況が一変するのではないか。地域国内の紛争は、分配論争であり、避けられないが、国対国の戦争などは、回避されていく外交交渉が機能していくように見たい。
孫崎さんがご指摘のように、問題は、アジアなのでしょう。新興国でも、インドは人口が中国を越していくと同時に、現実主義の中国より理性的な国であり、国民全体の民度が上がってくると、巨大な人口を抱えた国同士の争いは、さまざまな面で現れてくるのでしょう。現在までの製造拠点の推移は、米国を巨大市場として、欧州から日本、日本から中国に移っており、中国からインドに主導権が移っていくのではないか。米中の関係は、米ロの関係より良好であったが、今度は逆転するわけであり、中国の対応がいずれにしろ、注目される。強気一本でいくのか、協調型でいくか、多分協調型を取らざるを得ないのではないか。強気一本の場合は、最悪のイデオロギー対立に向かう可能性も否定できないのではないか。ロシアが政経分離の考え方を徹底すると、中国は孤立化しかねない。