プーチン、一九五六年のダレス国務長官の恫喝に対して共同記者会見の時
に言及した。冷戦時、米国は日ソの接近に警戒し、領土問題を残すことで意
図的に領土問題で対立構造を作った。
そして米国に追随するグループが四島返還論を展開し、今日に至っている。
ダレスの恫喝部分に関し、私の『日本の国境問題』から引用する。
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重光、松本両全権は7月29日モスクワに到着し、ソ連側と会談を重ねた。そして、重光外相は歯舞、色丹返還で領土問題の最終決着を計る考えに達し、東京に請訓する。結局これに対して鳩山総理から重光全権に対して「同意することは差し控えられたし」の訓令が出ることとなる。重光外相の動きについては松本俊一著『モスクワにかける虹』に詳しいのでこれを見てみたい。
「8月12日(ソ連外相との私的会談の翌日)重光外相はソ連案そ
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日露首脳会談、朝日「北方四島で共同経済活動」「領土問題は進展なし」、毎日「共同経済活動、交渉開始で合意 領土進展なし」と厳しい評価。毎日は合わせて「北方領土問題進展なく、早期解散論は急速にしぼんでいる」
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フォーブス誌、2016年版世界で最も影響力のある人々発表。1位プーチン、2位トランプ、3位メルケル4位:習近平、安倍首相は昨年の41位から37位
コメント
日本の存在は、大陸の大国、米国、中国、ロシアのとって、無視しえない存在であることは、間違いない。日本という国の地理的条件、日本人の特質と、優秀性をもっと大切にすべきではないか。
日本人自身が分かっていないが、目標に向かってまとまるという彼らにない優れた体質は,凶器にもなりえるのである。また、保持している技術力は、即、軍事に転用できるのである。いかにして、日本人の優秀性を発揮させないかにかかっており、味方にすれば頼りになるが、敵に回すと始末にあまる厄介な相手と、米国、中国、ロシアの目に強烈に映っているのでしょう。もっと、日本人は日本人を大切にすべきでしょう。優秀な民族なのです。
[日本とソ連が政治的な結びつきをしたら危険です」とはよく言ったもんですな。日本は結構彼らの目には「あなどれない国」だと映っているのでしょうか。
キッシンジャーといえば今も尚プーチンと会ったりして米ロ核戦争を阻止するために奔走し成果を上げました。その老獪な力には目を見張るものがあります。日本もそろそろネオコン・シオニズムと一線を画す外交を目指すべきです。あのトッポイこと限りないトランプさんでさえもネオコン・シオニズムからじわりと距離を取り始めているではないですか。
ポスト安倍の路線は米中戦争を阻止することです。日本人に課せられた最後の役目です。さもなくば、日本列島は灰燼化するのは間違いない。
またぞろ精神主義と気合で行け!の手合いがチョロついて。