米英がかつて核のボタン論で激しく対立しました。 冷戦中のことです。 米国がソ連を先制核攻撃するとき、自国の核を使わず イギリスに配備した核を使うのではないかという 疑心暗鬼です。 当然、ソ連の報復は米国ではなく、その場合イギリスに 向かうことになりますから。 米国では多くの対ソ核先制攻撃計画があったことは 今日では常識となっています。 その場合、自国に対する報復は避けられるものなら 絶対避けたいのは当たり前です。 これが国際関係のリアリズムです。 日本では米国とさえうまくいっていれば全てがうまくいく という愚かな政治家が跋扈していますがさすがイギリスは そこまで愚かではないようです。 かつてイギリスには米国がイギリス内の基地からソ連に向けて の核攻撃の動きを察知したら特殊部隊を突入させて阻止する 計画があったとのことです。
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孫崎享チャンネル
(ID:21835634)
米英がかつて核のボタン論で激しく対立しました。
冷戦中のことです。
米国がソ連を先制核攻撃するとき、自国の核を使わず
イギリスに配備した核を使うのではないかという
疑心暗鬼です。
当然、ソ連の報復は米国ではなく、その場合イギリスに
向かうことになりますから。
米国では多くの対ソ核先制攻撃計画があったことは
今日では常識となっています。
その場合、自国に対する報復は避けられるものなら
絶対避けたいのは当たり前です。
これが国際関係のリアリズムです。
日本では米国とさえうまくいっていれば全てがうまくいく
という愚かな政治家が跋扈していますがさすがイギリスは
そこまで愚かではないようです。
かつてイギリスには米国がイギリス内の基地からソ連に向けて
の核攻撃の動きを察知したら特殊部隊を突入させて阻止する
計画があったとのことです。