天皇はすでに今から6年前の平成22年10月の参与会議の場において、「80歳をメドに譲位」の意思を表示しておられた。にもかかわらず、先のビデオメッセージを受けて、政府はやっと大慌てで「有識者会議」なるものを設けて検討の構えを見せ始めた。しかし、そのメンバーは安倍氏寄りの顔ぶればかり。いかなる基準で選定されたのかもはっきりしない。 明らかに、「一代限り」の特別法でお茶を濁そうとの姿勢が見え見えである。 「恒久的な制度化」を望む国民の多数の気持ちとは、明らかにかけ離れている。 「原発」といい、「TTP」といい、どうして国民の多くの意向とはずれた道ばかりを、政府は歩もうとするのか? それでも国政選挙の場では、自公の候補者が多数選ばれて、「民意」を反映しない政治がどんどん進んで行く。 いったいどうしたら良いのだろう。
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孫崎享チャンネル
(ID:30578355)
天皇はすでに今から6年前の平成22年10月の参与会議の場において、「80歳をメドに譲位」の意思を表示しておられた。にもかかわらず、先のビデオメッセージを受けて、政府はやっと大慌てで「有識者会議」なるものを設けて検討の構えを見せ始めた。しかし、そのメンバーは安倍氏寄りの顔ぶればかり。いかなる基準で選定されたのかもはっきりしない。
明らかに、「一代限り」の特別法でお茶を濁そうとの姿勢が見え見えである。
「恒久的な制度化」を望む国民の多数の気持ちとは、明らかにかけ離れている。
「原発」といい、「TTP」といい、どうして国民の多くの意向とはずれた道ばかりを、政府は歩もうとするのか?
それでも国政選挙の場では、自公の候補者が多数選ばれて、「民意」を反映しない政治がどんどん進んで行く。
いったいどうしたら良いのだろう。