左右社ブログ「蘇生の空間」(http://linkis.com/sayusha.com/webconte/b3uEs)の転載
6「蘇生の空間」
学期に追われるうちにずいぶんとあいだがあいてしまった。
気がつけばキャンパスで見事に咲き誇っていたはずのジャカランダの木々も紫の花びらが散ってしまう季節になった。3月の終わりに行ったハーバード大学での比較文学研究の学会の記憶がまだ新しいのに、4月にはマイアミのアジア系アメリカ学会、5月はサンフランシスコの米文学学会と追われるように文章を書いていた。いきなり6人修士論文を書く生徒を抱えてしまっていたこともあり、授業と日常の要求に応じるので精一杯な日々が過ぎていき、今年は春学期が終わった週にヨルバリンダの古本屋に行く時間も余裕もなかった。学期末の採点と成績づけを終え、次の本のリサーチも含めてソルトレークシティーに向かう飛行機からようやくこの文章を書き
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米国は何故、稲田氏の防衛大臣承認か。安全保障関連法成立後最初の政府・与党幹部訪問が稲田氏。首実検済。米国ジャパンハンドラーにとり対中強硬発言する人物は願ましい。『21世紀の戦争と平和』から、「日本と中国の緊張は米国にとって望ましい状況です」
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第3次安倍内閣、基本は現状維持。安倍政権延長も。この中注目は稲田防衛大臣。対韓関係は日米韓関係の強化の視点から緊張抑制、他方対中関係では緊張は①自衛隊の海外派遣の強化、②防衛費拡大、③辺野古移転等米軍基地支援にプラスと判断しよう。
コメント
学者の生活実態を垣間見る。大学での生徒の指導、学会での発表など忙しい中での、ご自分の研究はあちこちに出かけるが、空振りに終わることもあるようだ。
笠井さんの短い詩の中に、また、日本に帰国して生活する中に、蘇生(心休まり静寂な心に満たされながら)明日の糧を得ようとされている自然体の娘さんの姿を知ることができます。
観光旅行であっても、日本を離れると、日本の良さが分かりますが、一年一年アメリカナイズされ、日本の良さが消えていくのは寂しい。民主党政権(鳩山氏は除く)安倍政権のように、中国を敵にして、米国に従属するのはどんなものか、保守本流の諸先輩が中国と友好平和条約を結び、米国と同じように付き合っていこうとした外交を見つめてほしい。
ゆったりとした思索の時間が読み手の脳内空間に流れ溢れて来るような,光や香りなどをも引き連れた不思議な立体感覚の随筆.楽しみに拝見・読んでいます.(2016年8月4日)
うちでも7年前、ダンポール箱の中で鳴いていた子猫がいま
家族になっています。
すてきなお嬢さんをお持ちですね、孫崎さん。