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マクガイヤーチャンネル 第31号 2015/9/7
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おはようございます、マクガイヤーです。
「羽山淳一 ブラッシュワーク原画展記念トーク」は如何でしたでしょうか。
ビッグゲストをお迎えして緊張しましたが、良い番組になったのではないかと思います。
番組の後半では3枚も筆ペンによるライブドローイングを行って頂きました。ありがとうございます羽山先生!
一点、訂正があります。
番組中、『ボトムズファインダー』の原画をイベント会場で販売予定と告知しましたが、都合により販売致しないことになりました。大変失礼致しました。
次回の放送ですが、9/21(月)20時より、「最近のマクガイヤー9月号」と題しまして、いつも通り最近面白かった映画や漫画やについてまったりひとり喋りでお送りします。
・『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』
等々について話すことになると思います。
アシスタントとして久しぶりにみゆきちが出演してくれる予定です。なんでも、この夏の思い出について話してくれるとか……ご期待ください!
そして9/29(火)20時から9月のマクガイヤーゼミを行います。「Projectitohと伊藤計劃」と題しまして、SF作家 伊藤計劃についてお話する予定です。10月から伊藤計劃原作のアニメ映画『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』が三作連続公開されます。予習にどうぞ!
さて、前回の放送で出演して頂いた羽山淳一さんですが、原画展で展示されているイラストが収められた本『羽山淳一 ブラッシュワーク』以外にも本を出されています。
番組でもご紹介した『アニメキャラクターの作画&デザインテクニック』という本です。
この本では架空のアニメ企画『アタック・ザ・ハイスクール』という企画を立て、その企画に沿った「ヒーロータイプ(主人公)」「スカウトマンタイプ(総司令官)」といったキャラクターを具体的にデザインしています。背の小さいキャラは理系と文系、巨漢のキャラはデブと筋肉質、ニヒルなキャラはアウトロータイプと生徒会長タイプ等々……二種類ずつデザインしているのが面白いところです。
この中で、「池上遼一先生がいっていた」という形で書かれているのですが、「筋肉のつき方にも時代性が表れる」という記載があります。「70年代はブルース・リーのような機能的な筋肉、80年代以降はアーノルド・シュワルツェネッガーのようなボディビルダーによるみせる筋肉」、「70年代はハングリーな筋肉で、80年代はデコラティブな筋肉の感じ」ということなのですが、70年代と80年代の映画の違いを頭に思い浮かべると、もの凄く納得する表現です。
というのは、1982年にシュワルツェネッガーが『コナン・ザ・グレート』でブレイクして以来、アメリカ人にとってステロイドを打ってのボディビルディングが一般的になったからです。
いま80年代に作られたハリウッド製アクション映画を観ると、いかにもステロイド打って作りましたみたいな、異様に二の腕が太くて胸板の厚い主人公が銃を撃ちまくる映画ばかりです。シュワルツェネッガーもスタローンも、ステロイド使用を公言していました。
一方で、70年代のアクション映画をみると、ブルース・リーもイーストウッドもマックイーンも、80年代に比べるとスッキリした身体です。チャールズ・ブロンソンは……もしかして、ちょっとやってたのかもなあ。
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