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【第331号】キャプテン・ジャパンの死

2021/07/28 07:00 投稿

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  • キャプテン・ジャパン
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マクガイヤーチャンネル 第331号 2021/7/28
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おはようございます。マクガイヤーです。

連休を利用して旅行に行くつもりだったのですが、台風が発生したせいで中止になってしまいました。どこかで夏休み気分を満喫しないと、ストレスで死んでしまいそうな気がします。



マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。



〇8月9日(月)19時~「最近のマクガイヤー 2021年8月号」

・最近のオリンピック

『ブラック・ウィドウ』

『竜とそばかすの姫』

『プロミシング・ヤング・ウーマン』

『共謀家族』

『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』

『トゥモロー・ウォー』

『サイコ・ゴアマン』

『ロキ』

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』

その他、いつも通り、最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



〇8月22日(日)19時~「『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』とジェームズ・ガンとトロマ魂」

8月13日より映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』が公開されます。DCEUの第10作目ですが、2016年『スーサイド・スクワッド』の続編では無いそうです。しかし、出演する俳優は一部共通しています。このコンティニュイティの適当さが、いかにもアメコミ、いかにもスーサイド・スクワッドという感じです。


監督を務めるのは映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で名を挙げたジェームズ・ガンですが、彼が本作の監督を務めることになった経緯については皆さんご存じのことと思います。色々あったわけですが、結果的にジョス・ウェドンに続いてMCUとDCEU両方で重要な作品を監督することになりました。

ジェームズ・ガンがここまで活躍する理由として、映画人としての修業時代を過ごしたトロマ・エンターテイメントのスピリッツが大きいのではないかと自分は考えます。

そこで、スーサイド・スクワッドとジェームズ・ガンについて解説するニコ生をお行います。


ゲストとしてお友達のナオトさん(https://twitter.com/Triumph_march)をお迎えしてお送り致します。



〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています

当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。

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また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。

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合わせてお楽しみ下さい。





さて、本日のブロマガですが、前回の続きとして、キャプテン・ジャパンの妄想話について書かせて下さい。映画のプロットのような感じで読んでもらえればと思います。



●デス・オブ・キャプテン・ジャパン

1950年。

京都の夜空を赤く染め上げるように爆発炎上する金閣寺。

燃える金閣寺を背景に、対峙する二人。

一人は、白と赤の特殊スーツを身に着けているキャプテン・ジャパンです。『バトルフィーバーJ』のバトルジャパンにも似たコスチュームですが、日章旗ではなく旭日旗を模しており、胸から肩にかけては帝国海軍下士官のような詰襟を模した軍服のようになっています。顔は硬質のマスクではなくキャプテンアメリカのような口元が露出した布製のそれで、海軍の制帽のようになっていました。

もう一人は、キャプテン・ジャパンの仇敵であるレッド〇〇〇です(以後、仮にレッドエゴスとしておきましょう)。帝国陸軍の制服のような緑がかった茶褐色――いわゆる国防色の軍服に、何故か病的に赤い顔が異様です。

明らかに長年のライバル関係にあったとみられる二人は、因縁たっぷりの台詞をお互いに口にすると、激しい格闘戦をはじめ、やがて炎の中へと消えていきました。

これを、険しい顔をして物陰から見守っている痩身の青年がいました。

25歳の、まだマッチョになる前の三島由紀夫でした。


数日後、三島はポストコロニアル形式の豪勢な自宅で、自分がみたこと・きいたことを題材に、新たな文学作品を作ろうと、原稿用紙と格闘していました。

チャイムが鳴り、きちんとしたスーツに身を包んだ初老の男性が三島家を訪ねます。初老の男は、千代田から来た者であると名乗ります。

三島は、それを聞いただけで「千代田」が宮内庁の隠語であることを理解するのでした。



●キャプテン・ジャパン・リボーン

現代(2012年)。

派遣労働者のヒラオカコウイチは、身寄りの無い孤独な青年です。生来の吃音もあり、豚のように太っていく孤独を抱えながらも、真面目に生きてきました。


ある日、いつものようにアマゾンの倉庫で現代の奴隷のように働いたコウイチは、帰宅時に謎の集団に襲われます。昭和天皇が研究していたヒドロ虫の紋章をベルトのバックルや腕章につけた男たちの集団は、自分たちを「ヒドロゾア」の一員であると名乗り、コウイチを拉致し、車に乗せ、どこかに連れて行こうとします。

 

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