まどか☆MAGIカのストーリーは、特にオタク向けって感じがしません。
子供向けの正統派魔法少女と同じような物だと思います。
魔法少女物は基本的に、ファンシーなオモチャ広告にラッピングされたダークファンタジーだと思っています。
なので、まどか☆MAGIカを特別に陰惨だとは思いません。正統派の魔法少女物だと思っております。
原作者からして少し誤解されていますが、彼はわりと素直な正統派の熱血ストーリーを書く人だと思っています。
ただ、尺の関係上、従来の魔法少女物よりも話のテンポが性急になってしまったのが、誤解される原因ではないかと思います。
他の魔法少女物なら、どんな残酷な伏線もスイートでファンシーな１話完結型のストーリーでラッピングしてお届けできるのに、まどかはシリアスな要素に真っ向勝負を挑まれ続けたのですから。
ところで、子供に見せるのが適切かどうかという話題も見えるようですが、これを見せるのは教育的にとてもいいと思いますよ。
身の丈に合わない力に接するとロクでもない目にあうとか、妙な人の言いなりになっているとどうなるか、とか。
巴マミとか、変な商売に嵌められたアホ女のメタファーとも取れますし、その他の少女達も……。
いっそ、まどかＭＡＧＩカがトラウマになって、慎ましい生活を望む女性になった方が、その娘さん本人のためなんじゃないでしょうか。