小沢一郎代表全国行脚~青森県PartⅢ~
6月16日(日)、小沢一郎代表が全国行脚の一環で、平山幸司参議院議員の選挙区である青森県を訪れました。今回は青森市周辺の平山議員の後援会の会合に参加、また社民党青森県連合を表敬訪問しました。さらに平山議員の事務所で行われた選挙対策本部の会議にも出席し、選挙対策本部長に選任されました。終了後に行われた記者団によるぶら下がり取材の要旨は以下の通りです。
【ぶら下がり取材要旨】
6月11日
Q. |
(平山幸司参議院議員の)選挙対策本部長ということになったが、改めてどういう思いで引き受けたのか。 |
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A. |
やはり一人区で、自民党と戦って勝つということは、今後まさに政権奪還へ向けてのプロセスの中では大事なことなので。だから、他の県では、まあ一人区は圧倒的に自民党が強いかもしれないけれども、岩手と青森だけはなんとしても将来に繋げたい、とそう思っている。 |
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Q. |
岩手と青森ということで、やはり全国の中で重点の高い所に入ってくるのかと思っているのだが。
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A. |
青森は特にそうである。だから一人区は青森だけだ、岩手もあるけど。 |
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Q. |
公示日など、平山選対を引き受けるということは、公示日、その他選挙期間中もたびたびこちら(青森)に足を運ぶということか。 |
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A. |
スケジュールが取れれば。小さい(政党)といっても東京を入れて6つ、プロパーで5つあるから、日程がどうとれるかによる。だけど出来るだけきたい。 |
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Q. |
今回選対本部長を引き受けるのは平山氏の選挙区だけか。 |
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A. |
そう思う。そういう要請があれば、別に他もいいけれども、体一つだから、あまりあちこちというわけにはいかない。 |
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Q. |
選対の本部長として、個別の選挙区に就くというのはかなり異例の対応だと思うのだが、そのあたりはどういう思いで就かれたのか。 |
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A. |
おっしゃる通り、(党の)代表が就くことはあまりない。だからそれは今言ったように、(青森が)一人区(であること)と、自民党に勝って議席を取るということは非常に大事なことで、今後の将来にわたっていろんな影響を持つことだから、何としても青森県の皆さんの理解を得たいと思う。 |
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Q. |
今回の選挙では、対決の軸とか公約的な争点というものがなかなか見えにくくなってきている点はあると思うのだが、その辺はどの様に訴えて戦っていくか。 |
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A. |
そんなことはない。マスコミだけである、そう言っているのは。TPPだって全部反対である。我々は、TPPは阻止だと。他の政党はみんな賛成だと。こんな明らかな構図はない。消費税もそうである。消費税も他の政党全部、社民党、共産党を別にすれば全部賛成である。それから年金の話でもそうだし、雇用の問題でもそうだし、原発の問題でもそうだし、対立軸は明確である。基本的な政治思想としては、いわゆる、俗に言う新自由主義と言われるような市場原理、自由競争を最優先に考えていく、という、いわゆる強者の論理である、それは。強い物が生き残ればいいという。これもまた我々はやはり、自由競争を尊重しつつも、きちんと、憲法に言われているような、健康で文化的な生活という表現を使っているけれども、みんなの一定のセーフティーネットも、生活のセーフティーネットもきちんと作らなくてはいけない。そういうことだから。基本的思想が違うから、個別の政策、少なくとも我々と自民党政権は全く違う。憲法ももちろんだけど。 |
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Q. |
今回青森の場合は、平山氏の他に、無所属、民主党推薦の工藤(信)氏と共産党の候補が反TPPを訴えているが、平山氏の独自色を出すために、どのような戦いをしていくのか。 |
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A. |
工藤氏は民主党ではないか。民主党は(TPPに)賛成である。おかしいと思わないか。自民党もよくそういうことがある。候補者が、私は反対なのだけれども、政府や党が決めたから、と。こんな嘘っぱちを言ってはだめだ。政治家たるもの。そうであれば政党を離れればいい。推薦ももらわなければいい。みんなの党もそうだろう。TPPは賛成である。なんで反対なんて言っているのか。あなた方(マスコミ)が容認しているからダメなのだ。マスコミがもっと厳しく追及しないとだめだ。そうでしょう。政治家としてだけではなく、人間としてもおかしいでしょう。そう思わないか。おかしい時はおかしいと報道してくれなくては。 |
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Q. |
生活の党は、(青森)県内で横山北斗氏がこの前離党されたが、その辺について影響点などはどのように見ているか。 |
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A. |
いや、僕はそれほど影響がないと思う。彼は彼の考え方だから仕方ない、それは。我々は基本的な政策主張をきちんとして、県民の支持を得ればいいのであって、個々の人の政治的な行動については、それは本人が判断することだから、とやかく言う話ではない。 |
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