金平桂一郎の興行師のひとりごと

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2012/10/26 14:48 投稿

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皆様、協栄ジム会長 金平桂一郎です。

興行師のひとりごと

今回は、具志堅用高さんの防衛ロードに見る、先代正紀のビジネスモデルの成功と挫折です。

昭和51年に山梨県甲府市で、奇跡的な試合内容で、世界タイトルを奪取した、具志堅用高さんは、翌昭和52年1月に、元チャンピオンで、最強のチャレンジャーハイメ・リオスを迎え防衛戦を東京都日本武道館で行いました。

当時の、具志堅フィーバーを思うと、この興行は定石であります。

興味深いのは、その後の軌跡でありまして、リオスに2-1の辛勝後、2度目の防衛戦はこれまた強豪のマルカノと札幌、3度目の防衛戦は、手堅くタイのマハチャイと大分県別府市でありました。

4度目の防衛戦は、名古屋市でフィリピンのバルガス
5度目の防衛戦は、先代正紀の故郷である、広島でリオスを返り討ちにしました。

その後、東京を始めとした、首都圏でも防衛戦やノンタイトル戦を行いましたが、大阪はもとより、北九州、高知県、石川県金沢市で13回目の防衛戦、14度目の防衛戦は、具志堅用高先輩の故郷の沖縄県具志川市で、行われたのは、有名ですが、興行師の視点で申し上げると、昭和の高度経済成長における、地方経済の元気さなのですが、先代正紀の読みは、具志堅用高の全国ツアーによる、具志堅用高先輩と自らの、ブランディングを兼ねていたのです。

具志堅用高先輩にとっては、生の試合を見せる事によっての、強い親近感です。
これによって、地方に於けるイベントやコマーシャル等、副収入も膨大なものとなったのです。

先代正紀の遥かなる夢と挫折は、次号に記します。

また今週の金曜日夜21時30分からニコニコ動画生放送いたしますので
こちらのほうもご覧ください

                    

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