今日も甘夏を食べている。厚い皮を向いて、薄皮のまま頬張る。最初のひと咬みで袋が破裂し、口腔にやさしい酸味と甘味のある果汁が広がってゆく。本格的な春を迎えつつある海辺のこの小さな町は甘夏の真っ盛りだ。と文字にするとやっぱりおかしい。春なのに(甘)夏真っ盛りとはこれ如何に。ここで暮らすようになって今月で6年目となる今年の春こそ「春なのにどうして甘夏なのか」という積年の疑問を解き明かしたい。常々そう思っていた僕の元に奥さんが甘夏に関するある情報を持ってきた。
「続・春なのに甘夏」
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
コメント
コメントを書く(著者)
>>2
あそこのいちご農園のいちごはやみつきになるんですよね。食べたいけど今年はもうチャンスないかなあ。
(著者)
>>3
甘夏ワイン、3ヶ月くらいお酒を抜いていたせいでアルコールに身体が敏感になり過ぎていた僕でも飲めたやさしい味です。毎年5月に収穫して仕込むそうですよ。機会があればぜひ。
(著者)
>>4
甘夏もそうですけど、昔の人たちは次世代に伝えたい大事なことを名前なんかにも込めたんですよね。そういった歴史をちゃんと知った上で、次の誰かに伝えることが僕らの仕事のひとつでもあるんだなと改めて思います。