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「月光道」

2016/01/20 07:00 投稿

コメント:7

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  • 自分の人生がある場所へ

 漆黒の闇で激しい風が唸っていた。脆弱な首都圏を混乱に陥れた雪の夜、この海辺の町には「強風波浪警報」が発令され続けていた。凪いでいることが多い海もひっきりなしのうねりで身震いするほど荒れているのだろう。真っ暗で何も見えないけれど、見えないことがかえって怖さを増長させていた。こんな日は夢の世界で嵐が通り過ぎるのを待つしかない。僕らはいつもより早い時間に毛布に潜り込んだ。

 久し振りに疲れていた。雪でダイヤが大幅に乱れていた中、打ち合わせで東京に行かざるを得なかった。

 

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コメント

小原信治 小原信治
(著者)

>>2
がんばりすぎないのも大事かなと最近思います。

No.5 106ヶ月前
小原信治 小原信治
(著者)

>>3
一日一回どこかでちゃんと深呼吸しないとすぐに息苦しくなってしまいます。我慢することに慣れてないというか、どこかで「もう我慢しなくていいや」と思っているのかもしれません。

No.6 106ヶ月前

漆黒の闇の中の海面に声をあげてしまうほどの神々しい月光の道、その空には美しい星々が瞬く光景、それを同じ気持ちで一緒に共有出来る人が隣にいる。
身体と心が疲れていても、強風で不安で寝付けなくても、それだけで心強く安心出来ますね(*˘︶˘*).。.:*♡

No.7 106ヶ月前
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