生まれて初めて命を育てたのは小学生の時の朝顔だろうか。芽が出た時の感動も、咲いた花の色も憶えてはいないけれど、夏休み前に学校から支柱の付いた鉢を持ち帰った時の重さと運び難さだけは今もなんとなく憶えている。