乗り継いだバスで降り立った夕闇の港。人通りのない商店街にレゲエミュージックが空気みたいに漂っている。シャッターの降りた薄暗い通りに仄かな灯りを洩らしている店の軒先で老若男女が穏やかに談笑している。よく冷えたビールサーバーに、地元産の海産物や野菜が炭火の上で香ばしい匂いを放っているバーベキューコンロ。梅雨入りしたとは思えない爽やかな夜風には微かに潮が薫っていた。
「街を編む」
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