「家族写真」
週末、妹の結婚式で半年ぶりに会った父からカメラを譲り受けた。コンタックスTVSというフィルムカメラで、父が持っている中でも一番の高級品だ。レンズはドイツのカールツァイス。1993年に定価二十万円で発売されたものでデジタル全盛の今でも中古市場ではフィルムカメラの名機のとして取引されている希少なものだ。
「最近使ってなかったから」
愛おしそうに箱から出したそのチタンボディは24年経っているにも関わらず、傷ひとつなく輝いていた。
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コメント
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>>7
ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。
(著者)
>>8
何事も自分がその立場にならないと絶対に見えないことがありますよね。百の想像より一の体験と言いますか。
(著者)
>>9
フィルムの方が肌感がやさしく出る、と父は言ってました。本人の感覚的なものだと思いますが、デジタルは好きじゃないみたいです。