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「棚田日和」

2017/06/02 07:00 投稿

コメント:4

  • タグ:
  • 里山アナーキズム

 葉山に棚田があるというと多くの人は驚く。僕自身もそうだった。海と山に囲まれた自然豊かな町ではあるけれど、東京から1時間足らずの場所でもあるのだ。 
 農をきっかけにつながった地元の方の紹介で、春から葉山の棚田での米作りに携わることになった。134号線から里山に続く長いトンネルを抜け、曲がりくねった道を上っていく。窓から吹き込む風には夏草の湿った匂いが混じり始めている。カーラジオが熱中症に注意と呼び掛ける五月の終わりだった。

 

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コメント

田植えのシーズンですね。
しかし東京近郊にしかも海のイメージしかなかったので、葉山に棚田があるとは知りませんでした。
自分で植えたお米が秋には収穫できますね。楽しみですね。

そら豆、聴いてるだけでもおいしそうですね。農作業したあとのはまた格別な味だったのではないでしょうか。

No.2 84ヶ月前
userPhoto 小原信治
(著者)

>>1
棚田って素晴らしいけれど、機械が入れられないのでビジネスにするには割が合わないし、かといって国や自治体が税金を掛けて守るものでもない。なので地域の人々がやらないと「失われてしまう風景」なんですよね。棚田を通じてそういう誰かが採算度外視で汗を掻かなきゃ守れない大切なものがこの国にはたくさんあることを改めて感じています。

No.3 84ヶ月前
userPhoto 小原信治
(著者)

>>2
大規模農場で作った外国産のおいしい米が安価で輸入されるようになるとビジネス的に勝てないので日本から田んぼはなくなると言われています。米がただ食べる為のものではなく日本を象徴する大切な風景であることを果たしてどれほどの人が理解しているんでしょうね。

No.4 84ヶ月前
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