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11月23日の「新嘗祭」は1350年以上続く日本の伝統|久野潤チャンネルブロマガ

2016/11/25 19:27 投稿

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久野
です。

11月23日は「勤労感謝の日」という祝日です、
仕事/学業が休みの方も多かったかと思います。

国民の祝日に関する法律(昭和23年施行)第2条「勤労感謝の日」の項にも
「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」
と書かれているので一見、仕事休みにうってつけの日に思えます。

そういうわけで、この日はもともと「パパ(ママ)、お疲れさま♪」
と肩を揉んであげる日・・・では決してありません。

11月23日は、戦前は「新嘗祭(にいなめさい)」という祭日でした。

これは古来、宮中で天皇がその年の新穀を
天神地祇(あらゆる神様)にお供えして収穫に感謝してきたことに因むものです。
新嘗祭は飛鳥時代から1350年以上続く伝統で、
日本人はこの日から初めてその年の新米を食べる風習がありました。
日本の恵まれた気候のおかげで収穫できたものを先に神様に、
その後から我々が・・・というのは日本が誇るべき精神性です。

戦後「勤労感謝の日」と改称されて国民の祝日となってからも、
他の祝日がハッピーマンデーなどで日付が移動してゆく中で、
長く11月23日に定着しています。

しかし、日本文化・精神の源とも言うべき
その歴史的意義を知る人はまだまだ多くありません。
私も昨日、石清水八幡宮にタクシーで向かう時に
「七五三ですか?」と運転手に聞かれました(苦笑)

そう、本年も地元の石清水八幡宮の新嘗祭です。
昨年は記念講演の講師で玉串拝礼もありましたけど、
今回は気軽に参列させていただきました。

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新嘗祭のあと、まさにその新穀を頂くことになる直会(なおらい)があります。
しかし私自身は高校時代の後輩の結婚式のため直会は失敬して、
大阪へ向かいました。すると、終わってから気付いたメッセージカードに
「本日は新嘗祭にも関わらず、結婚式にご出席頂きありがとうございます」
と書かれていました。やはりもつべきものは、物の道理が分かる後輩です(笑)

私にとっては(のみならず、今生きている大方の日本人にとっても)、
生まれた時にはすでに「勤労感謝の日」でした。
しかし、そう呼ばれるようになってからはまだ70年弱
――我が国2000年の歴史の中では短いものです。

それに対して「新嘗祭」は、少なく見積もっても1350年以上続く伝統です!

たとえば75年前(日米開戦時)の日本人が
その5年後(敗戦時)の日本を見れば、
「たったこれだけの間に日本軍が消滅してる!」
「憲法が変になってる!!」と驚愕することでしょう。

しかし、もし1350年前の日本人が今の日本を見れば、
「この前始まったばっかりの新嘗祭が、
日本人の服装も町の様子もこんな変わってしまった未来まで続いているなんて…」
と絶句するんじゃないでしょうか。

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これだけ続いてきたのは、”何もなかったから続いてきた”わけでは決してありません。
国内動乱の時代、対外的な国難の時代においても例外なく先人たちが必死の思いで、
場合によっては命を懸けてまもってきてくれたからに他なりません。

新嘗祭の11月23日は、その年の収穫のみならず、
先人たちにも深く感謝しなければなりません。

本日21時からの久野潤チャンネルでは乃木大将を取り上げますが、
あの大変な日露戦争に勝ち抜けたのも、
米食と米作り文化の賜物ではないか・・・と思う次第です。

( 久野 潤 )

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