・しかしながら
クマムシシンポジウムで自分の発表が終わった次の日、本当はシンポジウム参加者と一緒にフェリーツアーに行く予定だったのですが、思いっきり寝過ごしてしまいました。
寝過ごした、というよりはベッドから起き上がれなくなっていました。今までにあまり経験したことの無いようなめまいに襲われていたのです。年のせいでしょうか...。おととい一瞬立ち直ったのですが、今日も朝からクラクラしていて1日中寝ていました。
ずっと寝ていたため今はやや体調が戻ってきたので、このメルマガを書いているところです。ちなみに日曜日に出したメルマガは先週の木曜日に書いたものです。
・世界のクマムシ研究グループ
今回は世界のクマムシ研究グループその1をお届けする予定でしたが、ちょっと頭を使って書くコンテンツは今少し厳しいので、申し訳ありませんが次回のむしマガにてお送りさせていただきます。
・その代わりに
何か頭を使わなくても書けるものでも。何がいいですかね。ここまで日記みたいな内容で来ているので、ちょっと違うものについて書いてみます。
・ということで
このむしマガに関連したことを書きます。
おかげさまで創刊から4ヶ月が経つこのむしマガ、どんな方に読んでいただいているのか、ちょっと気になっています。
内容自体はやや学術よりなのですが、読者さんには研究関係ではない方が多いように感じています。そして意外にも(?)、女性読者が過半数いらっしゃるように思います。もしかしたら、クマムシさんファンの方も多いかもしれません。いずれにしても、このメルマガが一般の方に支持されているというのは、とても嬉しいことです。
なので、もうちょっとクマムシさんのグルメリポートなどのコンテンツも増やした方がいいかな、と思ったりするのですが、それだとサイエンス好きの人は退屈してしまうかも、とか色々と考えてしまうんですね。
・そこで
もしかしたらクマムシさんだけのコンテンツでメルマガを始めるのもいいなー、と思っています。最近はTwitterでクマムシさんに質問してくる方が多数いるので、Q and Aコーナーなんかやったら面白いかもしれません。あとメルマガ読者限定にグッズのプレゼントや先行販売をしたりとか。
もしこのむしマガやクマムシさんメルマガなどについて何かご提案ありましたら、horikawadd@gmail.comやTwitterの@horikawadまでご連絡いただけると嬉しいです。クマムシさんのコンテンツを作りたい!という熱い方も随時募集していますので。
皆さんと一緒にコンテンツを、そして時代を作っていく。そんな風にできたら、とても面白いですね。
★むしコラム「森山和道インタビュー(第8回)」
森山さんと初めてお会いしたのは、2006年12月に東京大学で開催された「第1回クマムシ研究会」でした。僕が発表を終えた後に、名刺をいただいたのを覚えています。
その時はそれっきりで終わったのですが、後に慶応大のクマムシ研究者、鈴木忠さんと共著でクマムシ本を出すなど、クマムシ周りでは有名なサイエンスライターさんでした。
「クマムシを飼うには」鈴木忠/森山和道 著
僕がブログやtwitterを始めてからもたまに絡んだり、こちらのブログ記事を紹介してくださったりと、ネット上でゆるい交流をしていましたが、今年の3月に久々にお会いして今回の対談となりました。
森山さんはサイエンスメールというメルマガに、研究者へのインタビューをコンテンツとして載せているのですが、今回は研究者である僕からインタビューを受けるというユニークな形になっています。
サイエンスメール
それでは、どうぞお楽しみください。
☆プロフィール☆
森山和道(もりやま・かずみち)
http://moriyama.com/
フリーランスのサイエンスライター。1970年生。愛媛県宇和島市出身。1993年に広島大学理学部地質学科卒業。同年、NHKにディレクターとして入局。教育番組、芸能系生放送番組、ポップな科学番組等の制作に従事する。
1997年8月末日退職。フリーライターになる。現在、科学技術分野全般を対象に取材執筆を行う。特に脳科学、ロボティクス、インターフェースデザイン分野。研究者インタビューを得意とする。
メールマガジン「サイエンス・メール」、
http://www.mag2.com/m/P0003148.html
「ポピュラー・サイエンス・ノード」編集発行人。
http://www.mag2.com/m/0000014382.html
共著書に『クマムシを飼うには 博物学から始めるクマムシ研究』(鈴木忠、森山和道 /地人書館)。
第8回「有料メルマガに切り替えた理由」
森→森山
堀→堀川
堀: まさに森山さんお一人によってスタートしたメルマガだったんですね。
森: 最初は金子邦彦先生で、次は丸山茂徳先生だったんですが、それなりに知名度のある先生に話を聞いたんです、最初は。で、その後は当時あまり知名度のない先生に話を聞きに行ってるんですよ。助手とか。いまでいう助教ですね。まだまだ当時は若手で、この後どうなるか分からないような先生に聞きに行ってたんですよね。
教授の人達の話はそれはそれとしてもちろん教授なりに面白いんですけど、いま手を動かしている人達じゃないじゃないですか。で、実際に手を動かしている人たちの話を聞きたいな、と。そう言う人たちはあまり取材もインタビューもされていないので、フレッシュですしね。で、そう言う人たちの話をテキストに起こして発信していったら意味があるだろうな、と思って始めたんです。
堀: そこで一つお聞きしたいんですが、メディア、この場合はメルマガに多くの読者を呼び込むには有名な人を出した方がいいですよね?でもあえてそれをせずに、今手を動かしている助教やポスドクの人、まあぼくもその中の一人ですけど、そういう無名な人に話を聞いて紹介していると。それだと多くの読者を集めるのは難しいと思うんですが、そのあたりのジレンマに関しては、どうお考えですか?
森: まぁ、名前で集客って言うことではないですよね。今は何も考えてないですね、正直いって。サイエンスメールで有名な先生に話を聞いて集客しよう、そういうのはないですね。なんでないのかというと、有名な先生に話を聞くことに興味がないからなんですよね。
堀: つまり、ご自分の興味や関心、本当に面白いと思うことを優先されている、と。
森: そうですね。一つはそれです。もう一つは、サイエンスメールでは、普段話を聞きに行けない人に会う、というのがあって。一般の人は大学教授の話も普段は聞けないわけなんですが、僕の場合は普段、雑誌なんかの仕事上で大学教授の話を聞けるわけですよ。だから、サイエンスメールではあえて有名な先生に話を聞く意義はないと思って。
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