巨大怪獣が登場する特撮映画は日本が世界に誇れるコンテンツの1つ。CG全盛となり、昔ほどの勢いはない現代でも、その息吹は生き続けており、「怪獣」という言葉は「Kaiju」として、英語圏でも広く知られています。
【大きな画像や動画はこちら】
日本の怪獣映画をリスペクトした『パシフィック・リム』や、恐竜やトカゲではなくしっかり怪獣だった『ゴジラ(2014年)』のヒットを見ても、巨大怪獣映画が世界で愛されていることは明らかでしょう。
そこで今回は、WatchMojo.comがまとめた、映画の熱い巨大怪獣対決の数々をご紹介します。
■『シンドバッド黄金の航海』:グリフォン vs ケンタウロス
アメリカ映画界の50年代から70年代で特殊効果やストップモーションの草分けとなった、レイ・ハリーハウゼンの代表的なモンスター対決の1つ。
CG全盛になる前は、コマ撮りのストップモーションによる特撮が主流でした。
■『ホビット 思いがけない冒険』:岩の巨人 vs 岩の巨人
こちらはCGバリバリな岩の巨人対決。
原作では、岩の巨人が雪合戦ならぬ岩合戦をしている程度の描写しかありませんが、映画では山ほどの大きさのある岩の巨人が激突します。
■『三大怪獣 地球最大の決戦』:ゴジラ、ラドン、モスラ vs キングギドラ
日本が世界に誇る怪獣王『ゴジラ』シリーズ最大の悪役である、キングギドラが初登場した作品。
そのためか、英語版のタイトルは「Ghidorah, the Three-Headed Monster(ギドラ、3つ頭の怪獣)」となっています。
■『ジュラシック・ワールド』:ティラノサウルス vs インドミナス・レックス
いつの時代も人気のあるティラノサウルスが、さまざまな恐竜の遺伝子を組み合わせて「こんな恐竜がいたら最強じゃね?」というマッドな発想を具現化した最強のモンスター、インドミナス・レックスに挑んだ一戦です。
■『ガメラ3 邪神覚醒』:ガメラ vs イリス
日本が世界に誇るもう一体の巨大怪獣『ガメラ』。平成ガメラシリーズの完結編で、怪獣同士の対決の巻き添えとなった一般市民をも扱った意欲作です。
京都でガメラとイリスが激突し、最終決戦は怪獣映画初の屋内戦となっています。
■『ヒックとドラゴン2』:ワイルダービースト vs ワイルダービースト
日本ではなぜか劇場公開されなかった3Dアニメ映画『ヒックとドラゴン2』(ソフトの販売/レンタルはされています)。
ドラゴンたちを統べるワイルダービーストと悪役ドラゴに従うワイルダービーストの、超巨大ドラゴン対決ですが......とにかくでかい!
■『パシフィック・リム』:ジプシー・デンジャー vs オオタチ
怪獣同士の対決ではなくロボット対怪獣になっていますが、細かいことはさておき、ジプシー・デンジャーがタンカーを武器にして殴りかかるシーンは、SFやロボット好きたちの心をわしづかみにしました。
■『キングコング(1933年)』:キングコング vs T-レックス
世界の怪獣特撮映画の原点とも言える作品。先に紹介したレイ・ハリーハウゼンや、日本の特撮映画の神様と言われた円谷英二に多大な影響を与えました。
ストップモーションで撮影されていますが、当時の観客にあんなに大きなゴリラは実在すると思わせたほど、全世界に衝撃を与えた作品です。
■『ゴジラvsデストロイア』:ゴジラ vs デストロイア
平成ゴジラVSシリーズの完結編。キャッチコピーは「ゴジラ、死す」でした。
ゴジラの死亡が明確に描写されたのは、1954年の第1作目と本作のみで、ゴジラにとどめを刺すのはデストロイアではなく、自衛隊のスーパーXIIIです。
■『怪獣総進撃』:怪獣オールスター vs キングギドラ
『ゴジラFINAL WARS』に抜かれるまで怪獣登場数の最多を誇っていたゴジラ作品。
ゴジラとキングギドラを含め、11体の怪獣が登場し、シリーズの悪役であるキングギドラを地球の怪獣達がボコボコにします。
なお、選外(Honorable mentions)として、以下の怪獣対決も取り上げられています。
---------------------------------------
『ゴジラVSキングコング』:キングコング vs ゴジラ
『ゴジラ(2014年)』:ゴジラ vs ムトー
『地球へ2千万マイル』:イーマ vs 象
『インクレディブル・ハルク』:アボミネーション vs ハルク
---------------------------------------
私は平成VSシリーズのゴジラを映画館で見ていた世代なので、『ゴジラVSビオランテ』を入れてほしかった!
source: YouTube1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12
(イズミのブオ)
関連記事