アメコミ作家からゲーム開発者へ転職し、『DARKSIDERS』などを手がけたジョー・マデュレイラが、自らの未完コミックを原作に製作するファンタジーRPG『バトル・チェイサーズ:ナイト・ウォー(Battle Chasers:Night War)』のゲームプレイ映像が公開されました。
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『Diablo』や『Torchlight』を思わせるダンジョン・ハックのアクション性とJRPGっぽいエンカウントバトルが組み合わさったゲームといった雰囲気で、かなり面白そうです。
でっかい剣を振り回す「ギャリソン」や、マッシブな魔導ロボ「カリブレット」など、懐かしさを感じる洋ゲーと和ゲーのテイストが絶妙に融合したデザインもたまりません。
そんなキャラクターを作り上げた原作者のジョー・マデュレイラは、90年代に『X-MEN』系列誌で活躍したアーティスト。日本では当時担当した『エイジ・オブ・アポカリプス』などが有名かもしれません。
原作コミック「バトル・チェイサーズ」
『バトル・チェイサーズ』は彼が『X-MEN』から離れた後、『スポーン』などでおなじみのイメージ・コミックスから1998年に出版されたコミックです。年に2~3号というゆっくり目なペースで展開され、2001年に第9号まで刊行されたものの休刊になってしまいます。
そこからマデュレイラは兼ねてからの夢であったゲーム業界に入り、NCSoftの『Dungeon Runners』などの開発に関わった後、2010年発売の『DARKSIDERS』のクリエイティブ・ディレクターとして成功。同時期にコミックのアーティストとしての活動も再開しました。
そして、ついに昨年にマデュレイラの起こした新会社がKickstarterで開発資金を集めて誕生したのが『Battle Chasers:Night War』です。
特典はゲームだけでなく、描き下ろしとなる原作コミック第10号も用意され、ゲームが作られることでコミックも続きが描かれることになりました。作家も作品も、なかなか面白い歴史をたどっています。
『Battle Chasers:Night War』はPC/PS4/Xbox One/Mac向けに2016年12月頃発売予定。Kickstarterは終了したものの、執筆時現在まだ開発資金募集を兼ねた特典満載の予約販売が行われているので、気になる方はチェックしてみてください。
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source: YouTube1, 2, Battle Chasers, Comic Vine
(傭兵ペンギン)
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