『スター・ウォーズ』(エピソード4/新たなる希望)の貴重なオリジナル劇場公開版フィルムが4Kでスキャンされました! Blu-ray版との比較動画を見てみましょう。
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1981年に再上映されたときには『スター・ウォーズ』というタイトルに『エピソード4/新たなる希望』という副題がつき、以降1997年の特別篇、DVDリリース、Blu-rayリリースと、本作は度重なる改変が重ねられています。
その影響もあり、劇場公開当時の『スター・ウォーズ』を見られるのは今ではビデオテープか「Despecialized Edition」(特別篇じゃないエディション)として知られる違法版くらいしかありません。
今回の映像は5人の有志からなるTeam Negative1が4Kスキャンしたもので、「Star Wars: The Silver Screen Edition」(スター・ウォーズ:銀幕版)と呼ばれています。プロジェクト自体は2008年ごろから始まったようです。
使用したスペイン版のフィルムはオンラインオークションで、2000ドル(今のレートで約22万円)もかけて入手したものなんだとか。
さて、こうして35mmの劇場公開フィルムから4Kスキャンされたものを、Blu-ray版と見比べてみましょう。
こちらはTheStarWarsTrilogy.comにアップされたもの。
Blu-ray版のほうが細かいところまでくっきりはっきり見えるものの、彩度が変更されていることもあり、フィルム版のほうが自然な色合いです。
こちらのカンティーナのシーンでは色合いの違いが明確にわかる他、特別篇で消されてしまったラック・シヴラック(狼男みたいなの)も確認できます。
こちらはデス・スター内でのシーン。R2-D2の電飾の色合いもけっこう違います。
ただ、こうして4Kで撮影されたオリジナルフィルムですが、『新たなる希望』の権利は20世紀フォックスが持っているため、このフィルムは売ることもできなければ上映することもできないそうです。
しかし、Movie Mezzanineによると、ディズニーがReliance Media Worksという会社に4Kでのフィルムの復元を依頼したという話もあり、もしかすると公式な4K劇場公開版が出てくる可能性もあるそうです。
ソース:YouTube①・②・③、Movie Mezzanine、facebook
(abcxyz)
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