『セーラームーン』の新作アニメ、『ドラゴンボール』のリメイク&新作アニメが、2010年代に始まるなんて、90~00年代には誰も予想していなかったのではないでしょうか?
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もはや、どんなリメイクや続編が、いつ発表されてもおかしくはないということで、今回はリメイク/続編が見たい懐かしいアニメ7選をご紹介します。
■『シスター・プリンセス』
主人公に突如12人の妹ができてしまうという、電撃G'zマガジンが生んだ迷(名)プロジェクト。12人それぞれの兄に対する呼称が違っていたり、それぞれが科学少女やら探偵少女やらオカルト少女だったりするという、ぶっ飛んだ設定が持ち味です。
その洗練され過ぎた世界観は多くのリアルお兄ちゃんを育み、薄い 本文化に大きく貢献しました。訓練されたお兄ちゃんは12人全ての誕生日とCVをそらで言えるし、天広絵を見ただけで膝を折ると言います。これがリメイクされた日には、既存お兄ちゃんはむせび泣きチェキチェキせざるを得ないでしょう。僕は千影派でした。
(ヤマダユウス型)
■『グラップラー刃牙』
難しいことは言いません。ジョジョが一部から三部まで放映される時代です。刃牙だって、トーナメント編からピクル編までやっていいはずッッッ!!
(ヤマダユウス型)
■『キノの旅』
正確には『キノの旅 病気の国 -For You-』という劇場版が2007年に上映されたので、10年も経っていませんが、テレビアニメ版は2003年放送だったので、そろそろ続編をお願いしたいということで選びました。
旅人である主人公のキノがエルメスというモトラド(二輪車)とさまざまな国を訪れながら旅をする物語。国と言ってもいろいろあり、例えば船自体が国土である『船の国』 や高い塔が建っている『塔の国』などが登場します。キノはどの国でも3日間だけ滞在し、その後に出国。基本はその繰り返しです。
原作はライトノベルですが、アニメ化となると声優が必要。キノの見た目は男の子だけど、実は女の子という難しい役柄を素晴らしく演じていたのは前田愛さん。ピッタリだったので、もし続きをやってくれるなら彼女以外は考えられません。
■『MADLAX』
2004年に放送された美少女ガンアクションアニメ。ネット上では、挿入歌である『nowhere』の中で聞こえる「ヤンマーニ」というフレーズのほうが有名かもしれません。
この挿入歌は、主人公の1人であるマドラックスが圧倒的な強さで敵を倒していく時に流れることが多いのですが、流れるタイミングがばっちりで、挿入歌を効果的に利用した作品とも言えるのではないでしょうか。
ストーリーが全体的に難しく(特に前半)、伏線もこれでもかというぐらいに張るので、どちらかというと玄人好みかもしれません。しかし、終盤の伏線の回収は見事で、「ああ、なるほど!」となること請け合いです。とはいえ、1回の鑑賞では理解が困難なので、どうせ見直すならリメイクが見たい!
■『機動戦士ガンダム』
「ガンダムって作品が多すぎて、どれから見たら良いかわからない」というのは、よく聞くフレーズではないでしょうか? 宇宙世紀が大好きな私が、そんな人に勧めるのは劇場版『機動戦士ガンダム』3部作ですが、30年以上前の作品だけあり、ガンダムを全く知らない人が今見るには、絵的に辛い部分もあります。
『機動戦士ガンダムUC』や『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』を見て、「このクオリティでファーストが見たい!」と切望したファンは私だけではないはずです。
『機動戦士Ζガンダム A New Translation』で取られた手法ではなく、『UC』や『青い瞳のキャスバル』のような、CGバリバリの、リマスター程度の修正ではない、完全リメイクの『機動戦士ガンダム』が見たい!
外伝で登場するMSやMAなんかもいっぱい入れて、モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でない事を教えて下さい!
(イズミのブオ)
■『シティーハンター』
続編として『エンジェルハート』がありますが、冴羽りょうが主役と言っても『シティーハンター』とはテイストが異なる内容です。失礼を承知で書きますが、あれは本当の『シティーハンター』ファンが本当に喜ぶ展開ではないのではないでしょうか?
無理を承知で書きますが、筆者が求める『シティーハンター』は、当時と同じように背景もプロップも完全なる手書きの、スタッフのど根性と愛情と職人技がショット全てから全力で伝わってくる「力強い」『シティーハンター』です。
『シティーハンター』は見れば見るほど「よくこれをやろうと思ったな」「よくこれを再現したものだ!」「スタッフはこの作品のためにどれだけの気合を入れたんだ」「画面からスタッフのアドレナリンが放出されている!」と、当時のスタッフの熱意と努力に圧倒されます。その『シティーハンター』愛を再び味わいたい!! あまりの凄さにのけぞるような経験を再び味わいたいのです!
スペシャルアニメが数本作られているので、再び2時間のスペシャルアニメを年1ペースで、オリジナルの声優陣で放送してくれることを熱望します。
(中川真知子)
■『ユニコ』
手塚治虫原作の劇場版しか作られていないアニメ。ユニコはお互いが信じ合える友達ができると、その人の願いを叶えてしまう力を持つため、神々から「営業妨害だ」として眠らされる可哀想な子です。しかし西風の慈悲により、神々の目が届かない僻地へ運ばれるも。トラブルに巻き込まれていきます。
普段は愛らしく、か弱いユニコーンの子ですが、窮地に立たされた時に受ける友達からの愛と巨大な敵へと立ち向かう勇気で、立派な一角獣に変身。しかし、事件を解決すると神々にバレるので、再び西風に運ばれていくのです。
私が幼い頃に劇場で観た2作目『ユニコ 魔法の島へ』では、魔女の姿がトラウマになりましたが、それでもユニコの無邪気で勇敢な姿に心打たれ、後に観た1作目『ユニコ』で涙しました。
きっと大人から子供まで、幅広く愛される作品になると思うので、現代的にトゥーンシェイドなどを併用して、漫画版の原作をリメイクしてほしいです。
なお、2011年に閉館したKYOTO手塚治虫ワールド限定上映の特別編が作られたそうですが、全国区ではないのでノーカウントでお願いします。
(岡本玄介)
Sister Princess- opening[YouTube]
グラップラー刃牙 OP[YouTube]
キノの旅 -the Beautiful World- 第1話[YouTube]
MADLAX nowhere + karaoke pv[YouTube]
劇場版ガンダム予告編 機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編[YouTube]
シティーハンターed Get Wild[YouTube]
ユニコ[YouTube]
(コタク・ジャパン編集部)
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