昨年末は『マリオカート8』でリンクがレーサーとして参戦することが話題を集めましたが、『マリオ』シリーズと『ゼルダの伝説』シリーズ間のクロスオーバーは昔からあります。中にはかなり奇妙なものも......
【大きな画像や動画はこちら】
80年台後半以降、正確には『ゼルダの伝説』の登場以降、両作品の間で互いのキャラが顔を出したり、互いの作品に言及したり、画像が出てきたりといったやりとりが繰り返されています。今回は、そんな中でも面白いコラボを集めてみました。
■『ゼルダ』の中の『マリオ』
『ゼルダの伝説』ファミコン
『ゼルダ』シリーズ最初の『マリオ』とのコラボは、『ゼルダの伝説』に出てくるボスであるこのテスチタート。他国版マニュアルにはそうは書いていないものの、日本版のマニュアルには四つ手がある巨大「パックンフラワー」だという記述があります。
[画像元:Zeldawiki.org]
『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』スーパーファミコン
ゲーム序盤でマリオの描かれた絵が壁にカカリコ村の家にかかっています。また、あるダンジョンではワンワンが敵として登場する他、回転する炎の鉄球「ファイアバー」によく似た「ぐるぐるバー」が登場します。
[画像元:TheEditorBro@DeviantArt]
『ゼルダの伝説 夢をみる島』ゲームボーイ
このGIFに映っている『マリオ』シリーズの敵は全て『夢をみる島』に登場します。しかし、多少の変更も。例えばワンワンは『神々のトライフォース』の時とも違い、敵ではなく友好的な動物として登場。
『スーパーマリオブラザーズ2』で悪役として登場するマムーは、マムーとして登場しますが、カエル合唱団を率いています。マムーに関しては『マリオブラザーズ2』海外版での名称は「Wart」ですが、『夢をみる島』海外版での名称は日本版に準じた「Mamu」になっています。
マリオ関連のアイテムも2つ登場します。メーベの村のお店から手に入るヨッシー人形と、ヤギからDr.ライト(『シムシティ』シリーズのウィル・ライト氏へのオマージュ)へのラブレターに同封されたピーチ姫の写真です。
[画像元:Supper Mario Broth]
『ゼルダの伝説 夢をみる島』ゲームボーイ
マリオによく似たキャラクター、タリンも登場。タリンは黒髪に口ひげ、赤い服を着ており、キノコを取るのが好き。あるキノコを食べるとタヌキになります。また、「ニワトリ小屋のおじさん」はルイージによく似ています。
[画像元:Zeldawiki.org]
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』ニンテンドー64
ロンロン牧場で見つけられるこの2人のキャラクター。エポナと最初に出会うところに、このタロンとインゴーは登場しますが、マリオとルイージにそっくりです。また、タロン(とその娘マロン)は、クッパの頭に似た形のブローチをしています。
他にも、『時のオカリナ』ではマリオに登場するキャラクターのポートレートもいくつか登場。ハイラル城の中庭でピーチ姫、ヨッシー、クッパなどのポートレートを見つけられます。
[画像元:Zeldawiki.org 1 / Zeldawiki.org 2]
『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』ニンテンドー64
『ムジュラの仮面』では、しあわせのお面屋がバックパックにいくつかの仮面を背負っています。そのうちの一つが、このマリオのマスクです。また、ミルクバーの店主バーテンさんはマリオに似ており、ゴーマン兄弟はどちらもルイージ似です。
[画像元:CraveOnline]
それ以降の作品
以降の作品では露骨なクロスオーバーはあまり見られなくなり、『トワイライトプリンセス』ではトビーのシャツにキラーが描かれていたりする程度です。
しかし、少ないながらもマリオのキャラクターは目にします。例えば、ボム兵が『4つの剣』や『ふしぎのぼうし』に登場したり、ドッスンが『4つの剣+』や『ふしぎの木の実』に登場したり、マリオ似の農場主タロンは『時のオカリナ』以降も登場。
[画像元:Zeldawiki.org]
ワンワンは人気者?
ワンワンもまた、しょっちゅう目にするキャラです。『ゼルダ無双』では、チェーンハンマーをアップグレードした武器として登場します。
[画像元:Zeldawiki.org]
■『マリオ』の中の『ゼルダ』
『スーパーマリオブラザーズ3』ファミコン
『マリオ』シリーズでの最初の『ゼルダ』シリーズへの言及は、ワープに使われる「笛」です。初代『ゼルダの伝説』に出てくるリコーダーのような笛とよく似ています。
『ゼルダの伝説』の笛も、吹けば竜巻が来て、エリア間の移動を可能にしてくれるアイテムです。そして、どちらも同じ3秒間の音色となっています。
[画像元:MegamanNG]
『スーパーマリオRPG』スーパーファミコン
この作品のローズタウンでは、宿で寝ているリンクを目にすることができます。話しかけると『ゼルダ』の「シークレット」音楽が流れます。
『スーパーマリオサンシャイン』ゲームキューブ
奇妙なイースターエッグが『サンシャイン』には隠されています。モンテマンの着ぐるみマスクの下に隠れていたのは、『時のオカリナ』の走る男。アクションリプレイやゲームシャークコードなどを使い、マスクを取り除くことでこの事実は発見されました。
[画像元:Mariowiki.com / Zeldawiki.org]
『スーパーペーパーマリオ』Wii
ロボットドラゴンのボス、ズンババは、ゲームエラーやコンピュータ関連の冗談じみたセリフを戦闘中に言ってきますが、その中で英語版のみではあるものの、「I AM ERROR」というセリフがあります。これは『リンクの冒険』でのエラーというキャラクターの自己紹介「オレノナハ エラー ダ...」(英語版では「I AM ERROR.」)から来ているものです。
もっと後の方にも『ゼルダ』ネタが。チャプター2-3のサンデールの館では、はてなブロックの上の微妙なところに配置されたツボを割ってしまうことになるかと思います。そこで、ツボのオーナーであるマネーラ(上画像)が、ツボは「100万マネー」もするものだった! と言い張ります。この「マネー」の部分、英語版では「Rubee」となっており、「壺が割れる」という文脈も相まって、マネーラとの戦闘で出てくる赤い宝石がルピー(Rupee)に見えてくるのです。
[画像元:VerticalSandwich]
『スーパーマリオギャラクシー』Wii
ルピーと言えば、『スーパーマリオギャラクシー』に出てくる「チャレンジボールギャラクシー」にも、ルピーの形ネタが登場します。
[画像元:The Easter Egg Hunter]
『スーパーマリオ 3Dランド』3DS
ワールド5-2は、まるで『マリオ』の世界のスタイルで構成された『ゼルダ』作品。上から見下ろす構成といい、部屋から部屋へ移動していくところも、まるで初代『ゼルダの伝説』のダンジョンのようです。それもそのはず、この面は『ゼルダの伝説』25周年記念として作られたものです。
『スーパーマリオ 3Dワールド』Wii U
レインボーパーク面の隠し部屋にリンクが登場します。登場と言っても、元々の8ビットスプライトが巨大なブロックで構成された床となっての登場ですが、クリアすると『ゼルダ』のアイテム入手曲が流れた後、『ゼルダ』のテーマ曲のリミックス版を聴くことができます。
『マリオカート8』Wii U
そして冒頭でも触れた『マリオカート8』でのリンクです。有料DLC第一弾では、新たにハイラルサーキットも登場。『ゼルダ』作品の要素に満ち溢れ(コインがルピーに変わるなど)、カートパーツにもトライフォースタイヤ、ハイラルカイト、バイクフレームにはマスターバイクと、マシンパーツにも『ゼルダ』スタイルのものが見られます。
[画像元:Mariowiki.com]
いかがでしたか? 皆さんのお気に入りの『マリオ』x『リンク』コラボで今回紹介されていないものがあれば、是非教えてください。
[via Kotaku]
(abcxyz)
関連記事
- 確定申告を高速化! 全自動のクラウド会計ソフト「freee」で16連射すると...?
- コンビニで買える! 支払い地獄を避けられるVプリカギフトの天使な使い方
- スタートアップ企業がやるべき 「PRを駆使した伝え方」とは
コメント
コメントを書く