ハルクの声の主、コードネームを使った極秘の撮影、ウルトロンの存在を知らなかった2人の俳優......。今回は、マーベルのアメコミヒーロー集結映画『アベンジャーズ』の豆知識をご紹介します。
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1. 『アベンジャーズ』のハルクはマーク・ラファロが演じていますが、一部ラファロの演技ではない部分があります。実は、70年代に放送されたテレビドラマ『超人ハルク』でハルク役を演じていたボディビルターのルー・フェリグノがハルクの声を担当しているのです。
ルーは『アベンジャーズ』だけでなく、2008年の『インクレディブル・ハルク』でも声を担当。また、警備員役でも出演しています。そして続編である『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でも、再びそのお馴染みの声を聞かせてくれそうです。
2. 複数のマーベルヒーローが共に戦う超大作『アベンジャーズ』は一般の人々に気づかれないよう、極秘で撮影が進められていました。
例えば、ニューヨークを舞台に繰り広げられたラストバトルは、カモフラージュのために『Group Hug』という架空の映画のタイトルで車両駐車禁止を伝える張り紙が貼られたとか。とはいえ、バレバレだったようですが...。
ちなみに、続編では『After Party』というコードネームを使ったようです。
3. 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』にはウルトロンというキャラクターが登場します。原作では、ハンク・ピムという科学者であり、アントマンとなった人物が作り出してしまったことになっています。なので当然のごとく、ハンク・ピムも登場すると予想されていました。
しかし、彼は後に公開される映画『アントマン』との兼ね合いもあってか、『アベンジャーズ2』に登場することはない模様。そこで、ウルトロンは原作の設定とは異なり、アイアンマンことトニー・スタークが製造してしまったという独自の設定に変更されています。
ちなみに、ウルトロンは原作ファンには有名ですが、ソー役のクリス・ヘムズワースとマリア・ヒル役のコビー・スマルダーズは全く知らなかったそうです。
4. 『アベンジャーズ』では、キャラクターが洗脳された後に目の色が変化していましたが、あの設定はギリギリまでなかったとのこと。俳優も当然そうなることは把握していませんでした。
ジョス・ウィードン監督が、ホークアイが洗脳されたことをわかりやすく表現した方が良いと判断したため、あのような変化をつけることになったのだそうです。
5. 撮影現場で失敗やハプニングが起こるのは至って普通のこと。そして、それらが思いもよらない効果を発揮することもあります。
例えば、ロキが能力を使って、車を逆立ちのような態勢で移動させたシーン。これは元々、車が回転する予定だったのが失敗してこのような動きになってしまったそうです。しかし、このビジュアルをジョス・ウィードン監督が気に入ったため、急遽採用することに。2度目の撮影では予定通り車は回転し、最初の逆立ちの動きと組み合わせて、印象的なシーンを作ったのです。
6. トニー・スタークが研究室にいるシーン。本当であればキャプテン・アメリカも画面に映っているはずでした。しかし、ジョス・ウィードン監督はこのシーンでのキャプテン・アメリカの登場は少し遅らせた方がいいと判断し、後からデジタルで彼の姿を消したのです。
また、トニー・スタークの後方の壁の穴もニューヨークでのブラックウィドウもデジタル。ソーがムジョルニアを天高く掲げるシーンは草原で撮影されたにもかかわらず、後からデジタルの草原に変更しているのだとか。 VFXの予算が高額なのも納得です......。
7. 『アベンジャーズ』のラストに登場するヘリキャリア内のシーン。あの内装のデザインはシールドのロゴであるワシがモチーフになっています。
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[via Sploid]
(中川真知子)
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