映像編集者のジェイコブ・T・スウィニーさんが、映画の内容には一切触れず、冒頭とラストのショットのみを並べて比較した動画を公開しています。
【大きな画像や動画はこちら】
ラスト1ショットだけでもあまりにも多くのことを伝えているので、ネタバレ注意です。記事の下部に映画のタイトルと登場する時間を書いていますので、どうしても見たくないタイトルがある場合は、飛ばすなどしてくださいね。
こちらはSploidにて紹介された5分程度の動画ですが、けっこうお腹いっぱいになったのではないでしょうか?
製作者のスウィニーさんは内容について、次のように語っています。
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映画の最初と終わりのショットのみを考察することで何が学べるのでしょうか? この動画では、55本の映画の最初と終わりのショットを左右に並べて見せています。いくつかの映画は、最初と終わりが非常に似ている、もしくは全く異なっています。しかし、どちらもそれぞれのテーマにおいて目的があり、そうなっているのです。いくつかは進化を表し、またいくつかは退化を表しています。そして、単純にインパクトのある映像を最初と終わりに使っている作品もあるのです。
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登場する映画と対応する再生時間は以下の通り。
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『ツリー・オブ・ライフ』 00:00
『ザ・マスター』 00:09
『ブロークバック・マウンテン』 00:15
『ノーカントリー』 00:23
『her/世界でひとつの彼女』 00:27
『ブルーバレンタイン』 00:30
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 00:34
『ブラック・スワン』 00:41
『ゴーン・ガール』 00:47
『Kill Bill Vol. 2』 00:53
『パンチドランク・ラブ』 00:59
『世界にひとつのプレイブック』 01:06
『タクシードライバー』 01:11
『シャッター アイランド』 01:20
『トゥモロー・ワールド』 01:27
『少年は残酷な弓を射る』 01:33
『ファニーゲーム U.S.A』 01:41
『ファイト・クラブ』 01:47
『それでも夜は明ける』 01:54
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』 01:59
『ゴッドファーザー PART II』 02:05
『SHAME -シェイム』 02:10
『わたしを離さないで』 02:17
『ザ・ロード』 02:21
『ハンガー』 02:27
『レイジング・ブル』 02:31
『キャバレー』 02:36
『ビフォア・サンセット』 02:42
『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 』 02:47
『FRANK -フランク-』 02:54
『キャスト・アウェイ』 03:01
『Somewhere』 03:06
『メランコリア』 03:11
『モーヴァン』 03:18
『テイク・ディス・ワルツ』 03:21
『リミット』 03:25
『ロード・オブ・ウォー』 03:32
『ケープ・フィアー』 03:38
『12モンキーズ』 03:45
『ガープの世界』 03:50
『プライベート・ライアン』 03:57
『ポエトリー アグネスの詩』 04:02
『惑星ソラリス』 (1972) 04:05
『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』 04:11
『庭から昇ったロケット雲』 04:16
『ピアノ・レッスン』 04:21
『インセプション』 04:26
『6才のボクが、大人になるまで。』 04:31
『セッション』 04:37
『クラウド アトラス』 04:43
『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』 04:47
『2001年宇宙の旅』 04:51
『ゼロ・グラビティ』 04:57
『捜索者』 05:03
『ユージュアル・サスペクツ』 05:23
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訳者が映画学を学んでいた時、「映画の王道の終わり方は、最初と同じシーンでありながらも、最初と比較すると物事が少しだけ良くなっているのが伝わるもの」だと教わりました。上の動画を見ても、確かにそのようなラストカットの映画は多いようですね。
[via Sploid]
(中川真知子)
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