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CGのかわりに双子が二組出演。『ターミネーター』の豆知識その1

2014/11/13 22:30 投稿

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『CGのかわりに双子が二組出演。『ターミネーター』の豆知識その1』


不動の人気を誇るアーノルド・シュワルツェネッガーの代表作『ターミネーター』シリーズ。そんな同シリーズの豆知識をCineFixが紹介していたので紹介したいと思います。


【大きな画像や動画はこちら】

これをみたら、『ターミネーター』シリーズ(1と2)を見たくなると思いますよ。



監督

苦しい時期もありました...。


今となってはビッグバジェットムービーを手がけるジェームズ・キャメロン監督ですが、1984年の『ターミネーター』でヒットするまではいわゆる無名の監督でした。

仕事にありついては首をきられる...ということを繰り返した後に『殺人魚フライングキラー』のメガホンをとりましたが、この作品もうまくいかずキャメロンは非常に苦しい時期を過ごすことに。

車上生活を送り、母親が送ってくれたマクドナルドの「ビッグマック1つ購入でもう1つプレゼント」クーポン券をつかい、無料でもらったもうひとつを次の日に食べることで飢えを凌ぐ有様。そんなどん底の中、キャメロン監督は『ターミネーター』のストーリーボードを全て自分で描いていたのでした。その努力が報われ『ターミネーター』は大ヒットしました。


ショットガン

みんなが憧れたショットガン


『T2』の印象深いカーチェイスシーンでアーノルド・シュワルツェネッガーがぶっ放すショットガンのフィンガーループは、アーノルドが回転させ易いようにと大きめに作られていました。

しかし、ある日の撮影でアーノルドは別のショットガンを選んでしまい、回転させた時に3本の指を骨折しそうになったのです。(後のスキャンダルのこともありますし、骨折しなくてよかったですね)


双子登場

双子だったんですね。


爆発、銃撃戦、カーチェイス...そして双子? 『T2』には2組みの双子が登場しています。

液体金属のT1000は触った人物に姿を変える能力を持っているという設定です。そこで、病院でT1000に殺される警備員役を演じた男性とリンダ・ハミルトンが双子の兄弟姉妹で撮影されました。こうすることで、VFXの費用を大幅に削減することに成功したのです。


ターミネーターの双子

こちらも双子


ちなみに、T800の頭の手術シーンは、鏡に移ったリンダ・ハミルトンとアーノルド・シュワルツェネッガーのように見えますが、実は鏡に映ったリンダに見える人物は、双子の姉のレスリー・ハミルトンで、手前のリンダが触っているのはアーノルドの頭部ダミーなのです。

また、ラストでジョンを騙そうとT1000がサラに姿を変えて登場するシーンでは、後ろにいるのがレスリーで、手前にいるのがリンダ

他にも、若き日のサラ・コナーが幼いジョン・コナーを抱いているシーンに登場する少年はリンダ・ハミルトンの実子というトリビアもあります。


あれは...。

ま...眩しい...。


『T2』ではVFXチームが大活躍していますが、彼らにはT1000のビジュアルの他にもT1000が過去に降り立った際シーンのワイヤーを消すという重要な仕事がありました。

しかしワイヤーの他にも消すべきものがあったにも関わらず、それを残してしまったようなのです。それは、ロバート・パトリックのタマタマ。まぁ、見えても見えてなくてもいいですけどね。


骨折していました。

なかなか完治しませんでした。


『ターミネーター』の撮影が始まってすぐの頃、サラ・コナー演じるリンダ・ハミルトンは足首を骨折してしまいました。そこで、プロダクションは走って逃げるシーンを後回しにして怪我の状況が良くなるのを待ったのです。しかし、完治した訳ではなかったため、リンダは毎日テーピングして対応しなくてはいけませんでした。


ピッキング

ピッキングが本物


『T2』に対するリンダ・ハミルトンの意気込みは相当なものでした。彼女は体型の改善だけでなく、ピッキングの方法も実際に学んで撮影に挑んだのです。

彼女が病院から抜け出す時のピッキングは本物の技術ということが原因で、イギリス公開時にはそのシーンをカットしたことも。T1000がまっぷたつに割れるシーンは問題がなくても、ピッキングシーンはダメだなんて何だか面白いですね。


はまり役

シュワちゃんと言えば...


ターミネーターは誰もが認めるアーノルド・シュワルツェネッガーの当たり役です。しかし、元々、T800は人混みに紛れてしまうような普通の外見を予定しており、アーノルドとは対極の人物像だったのです。アーノルドの名前はリース役で上がっていましたが、ターミネーターに魅力を感じた彼は悪役を演じることを希望。

ジェームズ・キャメロンとランチした際に悪役としての自分を売り込み、キャメロンもターミネーター役はアーノルドしかいないと納得し、彼の活躍もあって『ターミネーター』は大ヒットしました。

7年後、『T2』を撮影するにあたり、アーノルドはT800が人を殺さない良い役になることに難色を示しました。アーノルドはジェームズ・キャメロンと共同脚本家のウィリアム・ウィッシャー(ショッピングモールでの戦いでカメラを持っている男性役でも登場)に交渉し、T800は人を殺すことに抵抗がない殺人マシンであるが、ジョンに命令されたから人を殺めなくなるという設定になりました。

彼らはたった7週間で書き上げたファイナルのスクリプトで、T800が良い役でも成功するとアーノルドを説得したのでした。


[via 7 Things You Didn't Know About Terminator Youtube]

中川真知子

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