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18年越しの喜び!
2002年、GameFaqsの誰かが興味深いことを発見します。『スーパーマリオ64』のコース13、「ちびでかアイランド」に出てくるコインのうちの1つが、獲れないんです。このコースに出てくる他の191枚は取れるのに、この1枚だけが獲れないんです。鉄球の出てくる岩の内側に埋まっているのです。
ただ、この「ちびでかアイランド」に出てくるそのコインだけが『スーパーマリオ64』唯一のゲット不可コインというわけではなく、コース10「スノーマンズランド」にもあります。
しかし「ちびでかアイランド」の地面の下にあるそのコインは「インポッシブル・コイン」と呼ばれ、ちょっとググってみただけでも、これまでの18年間、大勢の人がいろいろな方法を試して、そして失敗する様子が記されています。
この「インポッシブル・コイン」に関してずっと追いかけてきたウェブサイトSM64には、このコインに関して「きっとプログラマーに見過ごされた、本来ならばゲーム中にあるべきではないものなのだろう」と書かれています。
しかし、ついに2014年6月、このインポッシブル・コインを手に入れた人が!
ちゃんとコイン獲得枚数も192枚になってる! pannenkoek2012さんによるこの動画。pannenkoek2012さんによれば「水から横側に出るときに、1フレームだけマリオがジャンプできる時があるんだ。それを利用してジャンプとキックでコインの方向にマリオを動かして、コインを取ることができたんだ」とのこと。
動画では、ツールを使ったTAS(ツール・アシスト・スピードラン)メソッドを使用しこれを実現しています。これにより、指定したタイミングで指定したコマンドを実行することができるようで、つまり理論上はツールなしでも可能なはず。pannenkoek2012さんも可能であろうと書かれておられます。
しかし、「これをリアルタイムでちゃんとやるのはとてもむずかしいし、何度も練習を積まないといけない」とも。
とはいっても誰も取ることのできなかったコインが、18年間の長い期間の後にゲットされたというのは凄いことですよね。1枚のコインを取るために大勢が頑張ってきたというのも凄いことですね。なんでも『スーパーマリオ64』はpannenkoek2012さんが子供時代に初めて遊んだゲームだったそう。喜びもひとしおでしょうね!
The Super Mario 64 Coin That Took 18 Years To Collect[via Kotaku]
(abcxyz)
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