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元『バットマン』が堕ちたヒーローを演じる『バードマン』予告編

2014/06/18 21:30 投稿

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あのマイケル・キートンが、かつて『バードマン』というヒーローを演じてトップスターに登りつめた俳優を演じる、メタな映画が公開されます。
【大きな画像や動画はこちら】

マイケル・キートンといえば、ティム・バートン版『バットマン』と続編の『バットマン リターンズ』でブルース・ウェインを演じた、いわば映画版の初代バットマンと呼べる人。そんなマイケル・キートンが、元ヒーロー俳優という自虐的な役を演じる『バードマン』は、その前提からしてブラックなコメディというしかありません。

未だ全貌の明らかでない新スーパーヒーロー(?)映画『バードマン(原題)』ですが、ひとまず公開されて間もないティーザー予告編をご確認ください。



映画『バードマン』でマイケル・キートンが演じるのは、かつてスーパーヒーローを演じて人気を博した、俳優のリガン・トムソン。しかし、かつての名声はどこへやら。今や裸で街をランニングしても、若者に「バードマン!」と、からかわれる始末。

とはいえ、ことさらヒーロー物に限らずとも、強烈なキャラクターを演じることで知名度を得た俳優が、しばしばそのイメージの払拭に頭を悩ませるのは国内外を問わずよくあること。この映画でマイケル・キートン演じる俳優も、おそらくはそうした身の上の人物なのでしょう。


バードマンの声

「思い出せ、おまえはムービー・スターだろ?」....この声は?


バードマンに登場する謎の怪鳥

この怪鳥は?


エマ・ストーンもバードマンに登場

エマ・ストーンはマイケル・キートンの娘役


ブリーフマン

ブリーフ一丁でランニング(どういう経緯で?)


いったいバードマンとはどんなヒーローだったのか

かつての栄光『バードマン』のパネル


ストーリーラインとしては、かつて『バードマン』というスーパーヒーローを演じたリガン・トムソンが俳優として伸び悩み、ブロードウェイでの再起を図ることで一念発起。レイモンド・カーヴァーの短編劇を演出するものの、わがままな主演俳優や女性関係に振り回され、思うようにいきません。そこへ、かつての分身「バードマン」が現れて......という感じでしょうか。


バードマンポスター

映画『バードマン』ポスター・グラフィック

画像:IMDb


実際、初代『スーパーマン』が同じ理由で自殺したなんて事例もありますから、とてもリアルな設定といえるでしょう。いわゆるスーパーヒーローを題材にしていながら、その根底にはシリアスな現実が横たわっています。

ましてや、マイケル・キートンのくたびれた容姿で演じられると(失礼!)、すごく説得力を感じてしまうのですが、いかがなものでしょうか?


バードマン撮影

撮影風景のショットです


映画『バードマン』のメガホンをとるのは、『バベル』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。キャストは主演のマイケル・キートンの他、『幻影師アイゼンハイム』のエドワード・ノートン、『アメイジング・スパイダーマン』のエマ・ストーンナオミ・ワッツ、『オブリビオン』にも出演のアンドレア・ライズボロー、他となっています。

ちなみにですが、映画に登場する『バードマン』は、マイケル・キートンが変身したり、スクリーンを飛び出して世界を救うようなスーパーヒーローではなく、キートン演じるリガン・トムソンの頭の中にだけ存在するヒーローとして描かれるようです。

いや、それってヒーローというか、むしろ妄執的な......なんて考えてしまいますが、まだ映画の全容は公開されていません。ティーザーですから。

いろんな意味で気にならざるを得ない、ブラック・コメディ作品『バードマン』。アメリカでは2014年10月の公開が予定されていますが、現在のところ日本での公開は未定となっています。

この映画は、すごく観たい!


BIRDMAN - Official Teaser [YouTube]
Birdman (2014) [IMDb]


キネコ

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